中古のサブマリーナーを探すと、黒い文字盤のよく似た時計が、かなり違う価格で並んでいます。安い順に見ても、なぜ差があるのか分かりにくいんですよね。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。わたしも最初は年式だけの違いかと思いましたが、型番や付属品まで見ると、価格差の理由が少しずつ分かってきました。
この記事では、現行の124060と前世代の114060を中心に、中古価格の目安、仕様の違い、購入前に確認したい状態や保証についてお伝えします。
中古価格は型番で変わる
2026年7月末に国内外の販売情報を確認すると、124060はおおむね210万円台から240万円台で見られました。新品や未使用品を含む掲載では、さらに高い価格もあります。
114060の中古品は、180万円台から190万円台を中心に見つかります。年式が新しく、付属品がそろった個体や状態のよい品は、200万円近くになることもありました。
ここで気をつけたいのは、販売価格と買取価格を混ぜないことです。今回の記事で扱うのは、販売店や市場に掲載されている購入側の価格。実際の金額は在庫や状態で変わります。
| 型番 | 中古販売価格の目安 |
|---|---|
| 124060 | 約210万円台~240万円台 |
| 114060 | 約180万円台~200万円前後 |
124060は現行の41mmモデル
124060は2020年に登場した現行のノンデイトです。ケース径は41mmで、日付窓のない左右対称の文字盤と、黒いセラミック製ベゼルを組み合わせています。
搭載されるムーブメントはキャリバー3230です。パワーリザーブは約70時間あり、金曜の夜に外しても、月曜まで動き続ける可能性があります。
41mmという数字だけを見ると大きく感じますが、ラグの形やブレスレットとの釣り合いも関係します。数字だけで着用感を決めつけず、試着で確かめたいモデルです。
- ケース径
-
直径41mmで、前世代より1mm大きくなっています。
- パワーリザーブ
-
キャリバー3230を搭載し、約70時間持続します。
- 防水性能
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サブマリーナーらしい300m防水を備えています。
114060は40mmの前世代
114060は2012年から2020年ごろまで販売された前世代です。ケース径は40mmで、現行型よりわずかに小さく、キャリバー3130を搭載しています。
パワーリザーブは約48時間で、124060の約70時間より短めです。ただし、毎日着ける人やワインディングマシーンを使う人なら、差を感じにくい場合もあります。
わたしが一度立ち止まったのは、1mmの違いに数十万円を払うべきかという点でした。調べるほど、単なる大きさではなく、腕に載せた雰囲気やムーブメントの世代差だと分かります。
トキオ1mm差でも腕元の印象は変わります
二つの型番はどちらが合う?
新しいムーブメントや長いパワーリザーブを優先するなら、124060が候補になります。現行型という分かりやすさもあり、初めて選ぶ人には入りやすいでしょう。
一方、40mmのまとまりや前世代らしい形が好みなら、114060も魅力的です。価格が抑えられる個体もありますが、状態のよい品は現行型との差が小さい場合もあります。
価格差だけでなく、腕に載せた感覚で選ぶ。わたしなら先に両方を試着し、そのあとで予算との釣り合いを考えます。
安い中古品には理由がある
相場より安い個体を見つけると、早く決めたくなる気持ちはよく分かります。ただ、中古時計の価格には、年式だけでなく傷や付属品、修理歴も反映されます。
たとえば保証書がない、ブレスレットの余りコマが少ない、ケースに目立つ打ち傷があるといった品は、同じ型番でも価格が下がりやすくなります。
安さの理由が自分にとって問題ないなら、候補から外す必要はありません。ただし、理由が分からないまま買うのは避けたいところ。ここは勢いで決めたくないんですよね。
購入前に確認する四つの手順
候補を見つけたら、価格だけで比べず、確認する順番を決めておくと見落としを減らせます。難しい鑑定をするのではなく、商品説明と写真を順に読む作業です。
わたしなら、最初に型番と保証書を見ます。次に付属品、外装、保証内容へ進むと、その個体がなぜその価格なのか判断しやすくなります。
- 手順1では型番と保証書の記載内容を確認する
- 手順2では箱や余りコマなどの付属品を見る
- 手順3ではケースやブレスレットの状態を読む
- 手順4では店舗保証と返品条件を確認する
写真や説明で分からない部分があれば、購入前に販売店へ尋ねます。質問への返答が具体的かどうかも、店を選ぶ材料の一つになります。
保証書と付属品はどこまで必要か
中古のロレックスでは、保証書の有無が価格に関わります。保証書には型番や購入時期を確認する材料があり、将来手放す場合にも評価されやすい付属品です。
箱や冊子、タグも付属品に含まれますが、実用だけを考えるなら、すべてそろっていなくても時計は使えます。何を求めるかで判断は変わるでしょう。
腕周りに必要な余りコマは必ず確認したい部分です。サイズが足りなければ追加購入が必要になり、結果として予算を超えることがあります。
写真では分かりにくい外装の状態
ケースの傷は写真でも確認できますが、ブレスレットの伸びやバックルの感触までは伝わりにくいものです。可能なら店頭で実物に触れてみてください。
研磨された個体は傷が少なくきれいに見えます。ただ、何度も強く磨かれていると、ケースの角やラグの輪郭が変わっている場合があります。
研磨の有無だけで良し悪しは決まりません。日常で気軽に使いたいなら、細かな傷が少ないことを優先する選び方もあります。何を残したいかで見方が変わります。
機械の状態も忘れずに見る
外装がきれいでも、機械の状態までは判断できません。オーバーホール歴、日差、リューズの操作、ベゼルの回転などを商品説明で確認します。
オーバーホール歴が分からない個体では、購入後に点検や修理が必要になる可能性も考えておきます。安く買えても、すぐに費用がかかれば印象は変わりますよね。
販売店で検品や精度確認を行っている場合は、その内容も読みたいところです。販売価格には購入後の対応も含まれると考えると比べやすくなります。
販売店の保証内容を比べる
中古時計には、メーカー保証が残っている個体と、すでに終了している個体があります。終了している場合は、販売店独自の保証が購入後の支えになります。
保証期間が長くても、傷や水入り、落下による故障などは対象外になることがあります。年数だけでなく、どの故障が対象になるのかまで読んでおきましょう。
通販で買う場合は、返品できる期間や条件も確認します。サイズ感や外装の印象が写真と違ったとき、相談できる店かどうかは価格以上に気になる部分です。
通販と店頭はどちらが選びやすい?
通販は多くの在庫を比較でき、住んでいる地域に関係なく候補を探せます。同じ型番を何本も並べて、年式や価格を見比べられるのが利点です。
店頭では、重さやケース径、ブレスレットの感触を確かめられます。124060と114060を同時に試着できれば、1mmの差も自分の腕で判断できます。
わたしなら、通販で相場を見たあと、店頭で一度試着します。その場で決めず、家に帰って価格と状態をもう一度比べるくらいが、後から迷い直しにくい買い方です。
中古購入では真贋確認も欠かせない
高額な人気時計には、正規品ではないものや、純正ではない部品を使った個体が紛れる可能性があります。写真だけで購入者が判断するのは簡単ではありません。
極端に安い個人売買では、価格だけで飛びつかず、鑑定や補償の仕組みがあるかを確認します。販売者の説明だけを根拠にするのは避けたいところです。
信頼できる時計専門店や、真贋確認の制度を設けた市場を選ぶ方法があります。購入記録や保証書類も保管し、修理や売却のときに出せるようにしておきましょう。
ノンデイト中古を選ぶ最後の基準
サブマリーナーのノンデイト中古は、現行の124060か、40mmの114060かを先に決めると探しやすくなります。そのうえで年式、状態、付属品、保証を比べます。
中古価格は時期や店舗の在庫によって変わるため、今回の金額は固定された答えではありません。購入する時点で複数の販売情報を見て、同じ型番同士で比べてください。
まずは124060と114060を各三本ずつ見て、価格差の理由を一つ書き出してみましょう。そのあと試着すると、自分が譲りたくない部分がかなり分かりやすくなります。












