ロレックスの正規店に何度か足を運んだのに、結局何も買えずに帰ってきた、という話はいまも珍しくありません。サブマリーナーは特にその傾向が強いモデルで、「定価で手に入れたい」と思いつつも、どこから動けばいいか分からないまま時間だけが過ぎてしまうケースをよく聞きます。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。今回は、サブマリーナーを正規店で買う方法がどういう状況なのかを、2026年の実態に近い形で整理してみます。
定価はいくらなのか、正規店でどう動けばいいのか、並行品や中古とどう比べるか。その流れで見ていきます。
2026年、正規店での購入は今も難しい?
結論から言うと、難しい状態はいまも続いています。2026年現在、ロレックスの正規店ショーケースには「Exhibition Only(展示専用)」のプレートが並ぶ状態が続いており、在庫があってもすぐ出てくることはほぼありません。需要に対して供給が追いついておらず、本格的な改善は2029年以降になるという見方もあります。
2026年1月には過去最大級ともいわれる価格改定も行われており、定価自体が上がっている状況です。さらに全モデルを対象とした購入制限の強化や、現金支払い禁止への移行も進んでいます。「少し前よりハードルが下がった」という状況ではなく、むしろ条件が厳しくなっている局面として見ておくのが現実的です。
それでも定期的に来店を続けて購入できた人がいるのも事実です。確率は低くても、動き方によって差は出ます。
2026年現在のサブマリーナー定価
2026年1月時点での国内正規店価格(税込)は以下の通りです。価格は改定されることがあるため、最新情報は公式サイトまたは正規販売店で確認することをすすめます。
| 型番 | モデル名 | 定価(税込・目安) |
|---|---|---|
| 124060 | サブマリーナー ノンデイト | 約149万円 |
| 126610LN | サブマリーナー デイト ブラック | 約168万円 |
| 126610LV | サブマリーナー デイト グリーンベゼル | 約176万円 |
| 126613LN/LB | サブマリーナー デイト コンビ | 約281万円 |
ノンデイト(124060)とデイト(126610LN)の差は約20万円前後。デイトが必要かどうかで最初の絞り込みができるので、どちらを狙うかは早めに決めておくほうが動きやすいです。コンビモデルは素材の組み合わせが異なり、価格帯もかなり変わります。
正規店でどう動けばいいか
正規店での購入に必要なのは、基本的には「継続的な来店」です。業界では「ロレックスマラソン」と呼ばれており、週に1〜2回、同じ店舗に通い続けて販売員との関係を積み重ねていくことが、購入機会につながりやすいと言われています。
トキオ一度だけ行って諦めるのは、少し早いかもしれない
ただし、何回来店すれば必ず買えるという保証はありません。「在庫を出す基準は顧客との関係性と来店履歴」と言われており、真剣に購入を検討している姿勢を伝え続けることが前提になります。単に「在庫はありますか?」と聞くだけの来店では印象に残りにくいようです。
2026年2月時点で、日本国内の正規販売店は全54店舗。東京都が13店舗と最多で、大阪府7店舗、愛知県と福岡県が各4店舗です。近くに複数店舗がある場合は、一店舗に絞らず数か所に顔を出しておく動き方も現実的です。
抽選・事前予約を導入している店舗もある
店舗によっては、来店予約や抽選リクエストの仕組みを取り入れているところもあります。希望モデルを伝えておくと、入荷時に連絡が来るケースがあるという話も聞きますが、倍率は高く、希望モデルが必ず選べるわけでもありません。
- 来店予約制の店舗
-
事前予約で来店できるが在庫保証はない
- 抽選制の店舗
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当選しても希望モデルが必ず出るわけではない
- フリー来店の店舗
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予約不要だが混雑時は待ちが生じることもある
どの方式を取っているかは店舗によって異なります。事前に調べてから動いたほうが、無駄足を減らしやすいです。各正規販売店の情報はロレックス公式サイトの販売店検索から確認できます。
並行品や中古との価格差はどのくらいか
正規店での入手が難しい場合、並行輸入の新品や中古品という選択肢もあります。2026年現在の市場相場では、126610LN(デイト・ブラック)の新品並行品が約240万〜270万円前後、中古でも210万円前後での取引が確認されています。定価168万円に対して、60万円以上のプレミアムが乗っている計算になります。
買取相場から見ると、126610LNは2026年の目安として約225万円前後という情報もあります。定価で購入できれば、それだけでリセール時に差が出る計算になる水準です。わたしがここで一度止まって考えたのは、「今すぐ並行品で買うのか、正規店でじっくり待つのか」という判断軸です。
- 今すぐ手元に置きたいなら並行品・中古市場も現実的な選択肢
- 定価・保証書・修理ルートを優先するなら正規店マラソンが合っている
- 将来手放す可能性があるなら、保証書の有無が売却価格に影響する
- 並行品を高値で買って後悔するより、自分の優先順位を先に決めたい
急がないなら正規店を粘るほうが、後から振り返って納得しやすいことが多いです。ただし、これは時間と根気が必要な選択でもあります。どちらが正解かは、予算・使い方・待てる時間によって変わるので、自分の条件に照らして判断してみてください。
正規店で動き始める前に確認したいこと
サブマリーナーの正規店購入は、2026年現在もハードルが高い状態が続いています。「定価で欲しい」という気持ちは自然ですが、そのためには時間と継続的な来店が必要で、すぐに結果が出る話ではありません。焦って並行品を高値で買うより、正規店との関係を少しずつ作っていくほうが、後から納得しやすいことも多いです。
まず自分が狙うモデルを絞っておくこと、そして近くの正規店の来店スタイル(予約制かフリーか)を調べておくことが、動き始めの準備として現実的です。全国54店舗の一覧はロレックス公式サイトの販売店検索から確認できます。
「どこに行けばいいか分からない」という状態で動き出すより、まず狙うモデルと最寄り店を決めてから一度足を運んでみる。その一歩が、マラソンの実際のスタートになります。










