ロレックスを資産目的で検討しているとき、「デイトジャストはどうなんだろう」と一度立ち止まる人は少なくないと思います。デイトナやサブマリーナほど派手に話題に出てこないぶん、評価の実態がつかみにくい。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。今回は「デイトジャストの資産価値」というテーマで、実際の相場データや仕様ごとの傾向を調べたことをまとめました。
結論から言うと、デイトジャストは「大きく跳ねる」より「じわじわと底堅い」性格のモデルです。ただ、仕様や素材の選び方によって、資産性はかなり変わってきます。
デイトジャストの相場は今どうなっているか
相場データを見ると、2025年1月に約816,000円前後だったデイトジャストの全体平均相場が、2026年1月には約885,000円、2026年5月時点では約947,000円台まで上がっています。1年余りで10〜15%ほど上昇している計算で、急騰ではないけれど確実に上がっているのが現状です。
また、2026年1月にロレックスが価格改定を実施し、デイトジャストを含む多くのモデルで定価が引き上げられています。定価が上がれば中古相場の床も上がりやすいため、この動きが相場を底上げしている面もあるようです。
「じわじわ上がる」という性格は数字に素直に出ていて、わたしはここを見てむしろ安心感を覚えました。短期で大きく取りにいくより、腕につけながら長く持ちやすい時計だなと感じています。
デイトナと比べるとどういう立ち位置か
ロレックスの中で資産性を語るときに必ず出てくるのがデイトナです。ステンレス製デイトナは定価が約175万円台だった時期に中古相場が360万円前後まで跳ね上がったこともあり、デイトジャストとは資産の「性質」がそもそも違うと見た方がいいと思っています。
デイトジャストはバリエーションが非常に多く、流通量も多い。その分、需給が一点に集中しにくいので、デイトナのような爆発的な値上がりは起きにくいです。ただ逆に言えば、「どのモデルを買っても一定の流動性がある」という実用的な安定感があります。
資産運用で時計を買う場合、デイトナは「投機寄り」、デイトジャストは「安定資産寄り」という感覚で整理すると、期待値のズレが少なくなるかなと思います。
仕様によって資産性はどう変わるか
デイトジャストの中でも、ステンレスモデルとコンビモデルで資産性は変わってきます。ステンレスの36mm(Ref.126234)や41mm(Ref.126334)は、概ね定価を上回る買取相場で推移していることが多く、資産性を重視するならステンレスから入るのが基本という認識が流通関係者の間でも共通しているようです。
コンビモデルは価格帯が上がる分、ステンレスほどの需要がつきにくく、資産性という観点では慎重に選ぶ必要があります。見た目の満足感はコンビが高いのですが、売るときのことを考えると少し話が変わってくる。
- ステンレス(SS)モデル
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需要が安定しており、定価を上回る相場で推移しやすい。資産性重視ならまずここ。
- コンビモデル(ロレゾール)
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価格帯は上がるが、SSほど需要が集まらず資産性は控えめ。外観重視の選択肢。
36mmと41mm、資産性の差は?
サイズ違いの資産性についても、よく聞かれるポイントです。現行モデルで見ると、41mmの方が人気上昇中で相場も上がりやすい傾向があります。特にブルーやグリーンの文字盤は中古市場でも高値で取引されているケースが目立ちます。
一方で36mmは流通量が多く、旧型も含めてヴィンテージ市場での評価が根強い。長期保有で価値上昇を狙うなら、36mmの歴代モデルも選択肢に入ってきます。
トキオ文字盤の色で数十万変わるのが面白い
資産として見るときに確認しておきたいこと
資産性を真剣に考えるなら、「買う値段」と「売るときの買取相場」は別の数字です。定価で正規店から買えた場合は、中古相場との差が資産性に直結しますが、現状は正規店での購入自体がまず難しい状況が続いています。
- 販売価格と買取相場は別物として確認する
- 状態・付属品・年式で査定額は変わる
- 人気文字盤(ブルー・グリーンなど)は相場が高めに出やすい
- コンビより純ステンレスの方が流動性が高い傾向がある
- フルジュビレーブレスは資産評価でプラスに働くケースが多い
個人的にここは勢いで飛ばしたくないと思っているポイントで、「資産になると聞いた」だけで動くと、購入価格によっては手元に戻ってこないこともあります。相場サイトで現在の買取価格を調べてから、買う額との差を先に確認する習慣をつけておくと判断が楽になります。
デイトジャストを資産目線で選ぶなら
デイトジャストは、ロレックスの中では「大きく跳ねるモデル」ではないけれど、長期保有での底堅さと使いながら持てる実用性が同居しているモデルです。相場データを見る限り、じわじわと上昇が続いており、急落するような相場崩れも今のところ見られていません。
資産性を優先するなら、ステンレスモデルを基準に、人気文字盤・フルジュビレーブレスの組み合わせを意識すると、より資産評価が残りやすい個体を選びやすくなります。コンビや装飾強めの仕様は見た目の満足感は高いですが、売るときの評価が下がりやすいため、そこは用途に合わせた判断が必要です。
まず気になる型番の現在の買取相場をひとつ調べてみるのが、次の小さな一歩になると思います。「定価がいくら」より「今いくらで売れるか」の数字を先に見ておくだけで、判断のしやすさがかなり変わります。












