ロイヤルオークを買おうと思って調べ始めると、だいたい最初に直面するのが「定価では買えない」という現実です。正規店での入手難と、中古市場のプレ値、この二つが絡まって、どこから情報を見ればいいのか分からなくなりやすい。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。わたし自身、ロイヤルオークを検討し始めたとき、最初に混乱したのが「定価」「中古相場」「プレ値」の三つの関係でした。
この記事では、ロイヤルオークのプレ値がいまどのくらいなのか、定価との差はどう見ればいいのか、相場は落ち着いてきたのかどうかを、確認できた情報をもとに書いています。
そもそも「プレ値」とは何か
プレ値とは、正規定価を上回る価格で流通している状態のことです。需要が供給を大きく上回るとき、中古市場や並行輸入ルートで定価以上の値が付きます。
ロイヤルオークの場合、正規店での購入が非常に難しい状況が続いていることがプレ値の大きな背景にあります。欲しくても正規店では買えず、中古や並行店に流れる人が多いため、需要が集中しやすい構造になっています。
ただ「プレ値がついている」といっても、モデルや状態によって倍率はかなり変わります。一律に何倍、という話ではないので、モデルごとに相場を見る癖をつけておくと判断しやすくなります。
定価と中古相場の差はいくらか
代表的なモデルで確認してみます。ロイヤルオーク Ref.15510ST(41mm・ステンレス)の定価は、2026年時点で440万円です。
これに対して中古市場では、状態や付属品の有無によって差はありますが、中古美品で最高660万円超という取引も記録されており、定価を大幅に上回って推移しています。定価との差がおよそ200万円前後に達することもある計算です。
一方、ロイヤルオーク Ref.15500ST(ひとつ前の世代・現在は製造終了)も、2026年3月時点で未使用品が700万円前後での取引が確認されています。定価が当時から何度も改定されているため、「いつ買ったか」によって含み損益の差がかなり大きくなるモデルです。
プレ値は昔からこんなに高かった?
ここ10年から20年の流れを見ると、ロイヤルオークの価格水準はかなり変わっています。定価ベースで見ても、Ref.15500STは2019年登場時から比べると100万円以上値上がりしたという情報があります。
過去の一時期、市場価格が定価の3倍前後にまで達したという話も出ていて、それだけ需要の集中があったことが分かります。「数年前に195万円で正規購入したものが、買取で2倍以上の金額になった」という記録も残っているほどです。
ただし、コロナ禍後のいわゆる時計バブルのピーク期と比べると、いまの相場は少しずつ落ち着いてきているという見方が多いです。急落しているわけではないですが、最高値圏にいるわけでもない、という状態に見えます。
プレ値に差が出やすいのはどこか
同じロイヤルオークでも、プレ値の付き方には差があります。特に人気が高い文字盤カラーや、生産数の少ないモデルは定価の倍近い水準で動きやすいです。
- 状態・付属品
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未使用・フルセットが最も高値になりやすい
- 文字盤カラー
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ブルーやグリーン系は需要が高く、価格が上振れしやすい
- モデル世代
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製造終了モデルは流通量が絞られ、相場が読みにくくなる
- 素材
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ステンレスモデルが最も流通量が多く、比較的相場が見えやすい
特に文字盤カラーの差は、中古市場でもはっきり出やすいです。同じ型番でも、色違いで数十万円の差がつくことが珍しくないので、色を妥協して価格だけで選ぶと後から気になる場面が来やすいです。
プレ値がつく理由を整理しておく
プレ値の背景には、供給量の絞り込みがあります。オーデマピゲは正規店での購入枠がかなり限られており、欲しいモデルをすんなり買えるブランドではないです。ロイヤルオークはその中でも特に人気が集中しているモデルです。
加えて、毎年のように定価が改定されてきた経緯もあります。「定価が上がる前に買っておきたい」という動きが需要をさらに後押しし、中古市場への流入が続いてきた面もあります。
トキオ定価が上がり続けると、過去の購入者が含み益で売りに出しやすくなる
今から買う人が気にしておきたいこと
プレ値がついているからといって、すべてのモデルが資産として値上がりし続けるわけではありません。特にバブル期のピーク時に高値で購入したケースでは、その後に相場が落ち着いて含み損が出たという話も現実にあります。
- 定価と中古相場の差をモデルごとに確認する
- 状態・付属品の有無で価格が大きく変わることを覚えておく
- 買取価格と販売価格は別物として見る
- 文字盤カラーや素材で相場の動き方が異なる
わたしが最初に止まったのも、ここでした。「プレ値がついている=買っても損しない」という読み方は、必ずしも成立しないんですよね。相場の水準によっては、今買うと高値づかみになるリスクもゼロではないです。
ロイヤルオークのプレ値、いま確認しておくべきこと
ロイヤルオークのプレ値は、いまも定価を大きく上回る水準で推移しています。一方で、コロナ禍のピーク時と比べると過熱感は落ち着いてきており、相場が少し見えやすい時期に入っていると言えます。
ただ、モデルや状態、文字盤カラーによって価格差は想像以上に開くことがあります。「ロイヤルオーク全体のプレ値」ではなく、「狙っているモデルの現在の相場」を確認することが先決です。
気になるモデルが決まっているなら、まず買取相場サイトや中古専門店の現在の販売価格を見てみるのが一番早いです。定価・中古販売価格・買取価格の三つを並べて見ると、今の相場の感覚がつかみやすくなります。












