「ブティックに行けば買えるんじゃないか」と思って調べ始めると、すぐに壁が見えてくるのがロイヤルオークです。
予約もできない、店頭にもない、でも正規店が一番安い。この三つがそろって初めて、何が起きているのかが少し分かってきます。
『クロノヴィア』のトキオです。今回は「ロイヤルオーク 正規店 買えない」で調べているみなさんに向けて、現状の整理と、現実的にどう動くかをまとめました。
そもそも正規店は何店舗ある?
まず数を知っておくことが必要で、2025年以降の日本国内のオーデマ ピゲ正規店はわずか8店舗です。
東京に3店舗(APハウス東京、ブティック銀座、YOSHIDA東京本店)、名古屋・大阪・神戸・高松・福岡に1店舗ずつ。2025年6月に福岡が追加されて九州初上陸となりましたが、それでも全国8か所。地方に住んでいる方にとっては、行くこと自体がハードルになります。
店舗数が少ないだけではなく、ブティックへの入店は予約制が基本。試着はできても購入の申し込み自体を受け付けていないケースが多く、「行ったら買える」という状況ではないんですよね。
なぜ正規店で買えないのか
一言でまとめると、需要が供給を大きく上回り続けているからです。
オーデマ ピゲ全体の年間生産本数は約4万本とされています。ロレックスが年間70〜100万本とも言われる規模に対して、桁が違うほど少ない。製造の多くが手作業で行われていて、生産量を急に増やすことが構造的に難しいブランドです。
さらに、投資・資産保全の文脈でロイヤルオークへの需要が急増したのが2020年代前半。供給が変わらないまま需要だけが膨らんだ結果、正規店ルートは一般の方には事実上閉じた状態になっています。
定価と市場価格の差がリアル
ここが一番気になる部分だと思います。2024年12月時点での主要モデル(15500ST系)の正規店定価は412万5,000円とされていましたが、二次流通では傷のある中古品でも650万〜750万円、未使用品になると800万円超えという状況が報告されています。
「中古でも定価より高い」という状況が続いているため、正規店で定価購入できた場合、それ自体が資産になるという見方が広まっているのも現実です。
5年前に約350万円前後で流通していたRef.15400が、現在は約600万円ほどになっているというデータもあります。価格の変動幅を見ると、なぜこれほど入手が難しいかが数字でも分かります。
正規店ルートで買えた人は何が違うのか
購入成功者の話をまとめると、共通しているのは「ブランドとの関係を積み重ねていた」という点です。一度や二度訪問しただけで購入できたという話はほぼありません。
- 複数回の来店実績
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試着や相談を繰り返し、スタッフとの信頼関係を積み上げていくことが前提になる。
- 他モデルの購入履歴
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ロイヤルオーク以外の購入実績が、関係構築の材料になるケースがある。
- タイミングと運も正直ある
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在庫が出るタイミングに居合わせることが必要で、計画だけで完結しない部分もある。
わたしがここで一度止まったのは、「予約受付もしていないのに、どう関係を作るのか」という点でした。答えとして見えてきたのは、試着や相談目的での来店を重ね、店舗側に顔と名前を覚えてもらうことが実質的な前段階になっているということです。
二次流通という選択肢をどう考えるか
「正規店が無理なら中古で」という流れは自然ですが、価格差が大きいぶん、購入前の状態確認はより丁寧にしたいところです。
二次流通での購入では、付属品の有無、ブレスレットの駒の状態、傷の程度で価格が大きく変わります。「未使用品」と「新品」は別物ですし、正規品かどうかの確認も省略したくないんですよね。信頼できる専門店での購入か、鑑定書付き個人出品かどうかも判断材料になります。
トキオ相場が高い今、状態の見極めはいつも以上に大事かな
今から動くならどこから始めるか
ロイヤルオークの正規店購入が難しい状態は、2026年現在も続いています。
今すぐ「買えない理由」だけを知って終わるよりも、最寄りのブティックや正規代理店にまず一度足を運んでみることが、最初の一歩になります。購入の意思があることを伝え、顔を知ってもらうところから始めるのが、遠回りに見えて実は一番確実なルートです。二次流通も含めて比較するなら、定価を先に把握してから動くと判断がしやすくなります。
「今日ブティックに行って買う」は難しくても、「今月中に一度足を運ぶ」は誰でも動ける一歩です。まずそこから始めてみてください。












