デイトジャストを買おうと思って調べ始めると、「また値上がりしてる」と気づいて止まってしまう。そういう経験をした方は、ここ数年でずいぶん増えたと思います。
『クロノヴィア』のトキオです。今回は「デイトジャスト 値上げ」で調べている方に向けて、2026年時点の最新定価と、ここ数年の価格推移の流れを確認していきます。
数字だけ眺めても判断しにくいので、値上がりの背景にある要因も一緒に整理しておきます。買い時をどう考えるか、その参考にしてもらえれば。
2026年1月、また値上げがあった
2026年1月1日、ロレックスは国内定価を改定しました。デイトジャストも例外ではなく、ステンレスモデルでおよそ6〜9%台の値上げとなっています。
代表的な型番で見ると、ステンレスの126200は1,135,200円から1,241,900円へ、約9.4%の上昇。コンビモデルの126333は2,255,000円から2,565,200円へと、約13.7%も上がりました。ステンレスでも9%を超えたのは、デイトジャストとしてはやや強めの改定幅です。
わたし自身、「今年は比較的おとなしいかな」と思っていたので、9%超えというのは少し想定外でした。定番のステンレスモデルでここまで上がるのは、2020年代に入ってから続く流れがまだ止まっていないことを実感させます。
毎年上がる構造になっている
2020年以降、ロレックスの価格改定はほぼ毎年のように実施されています。以前は「たまに値上げ」くらいの感覚でしたが、今では1月の年始タイミングでの改定が事実上の慣例になっています。
2025年1月改定でも、デイトジャスト36(Ref.126200)は約1,060,000円から約1,130,000円へ、約6.6%の値上げが行われていました。つまり2025年と2026年の2年連続で、デイトジャストのステンレスモデルが値上がりしています。
実勢相場の長期推移を見ても、Ref.126300などは2017年の発売当初が定価90万円台だったものが、2021〜2022年には中古でも100万円超え、2025年の買取相場は136万円前後まで上昇しているという動きです。8年ほどで40%以上という感覚は、なかなか重くのしかかります。
なぜここまで上がり続けるのか
値上げの理由を一つに絞るのは難しいのですが、2026年の改定前後で特に指摘されていたのは「金相場・為替・関税」という3つの要因が重なったことです。2025年は金価格が何度も過去最高値を更新しており、その影響がゴールドやコンビモデルに特に大きく出ています。
ロレックスは世界共通のブランド価値を維持するため、各国間で大きな価格差が生じないよう調整する方針を持っています。日本だけが特別に値上がりしているわけではなく、海外市場の動向が国内定価に反映される仕組みです。
- 金相場の上昇
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2025年に金価格が過去最高値を更新し、ゴールドやコンビモデルの原価を直撃
- スイスフランの動向
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製造地スイスの通貨高が進むと、コスト換算で日本円の定価が上昇しやすい
- 世界的な価格調整
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国際市場間の価格差を縮めるための定期的な改定も慣例化している
サイズ・素材で値上げ幅が違う
デイトジャストといっても、28mm・31mm・36mm・41mmとサイズが異なり、素材もオイスタースチールからコンビ、ゴールドモデルまで幅広く展開されています。今回の改定を見ると、素材によって値上げ率が大きく変わることが明確でした。
ステンレスが6〜9%台に対して、コンビモデルは8〜9%、ゴールドモデルは10%前後という目安です。同じ「デイトジャスト」という名前でも、選ぶモデルによって上がり方がかなり違ってきます。
たとえば2025年改定では、36mmサイズ全体で平均約17万円、41mmサイズで平均約15万円の値上げという試算も出ていました。こういう数字を見ると、「次に改定が来たらもう少し上がる可能性がある」という気持ちになる方の心理も理解できます。ただ、だからといって焦って決めるのも考えものです。
トキオコンビモデルは上がり方が急なんですよね
中古相場は定価と連動するか
定価が上がると、中古市場の相場も遅れて動くことが多い傾向があります。デイトジャストも、正規店で入手しにくい状況が続いていた時期には、中古・実勢価格が定価を超えるケースもありました。
ただし、デイトジャストはサブマリーナやデイトナに比べると入手難易度がやや低めとされており、中古相場が定価を大きく超え続けるわけではない点は理解しておきたいところです。状態・付属品・購入時期によっても相場は変わります。
値上がりの流れを踏まえて何を考えるか
デイトジャストの定価は、2020年代に入ってから毎年のように上がっています。2026年1月の改定でも、ステンレスモデルで9%超という動きがありました。この流れがすぐ止まるかどうかは、金相場や為替など外部要因次第なので断言しにくいのが正直なところです。
「買うなら早いほうがいい」という声もありますが、購入はあくまで自分の生活や予算に合わせて判断するものです。焦らせる情報に引っ張られず、まず自分が欲しいサイズと素材を決めることが先決だと思っています。
型番ごとの現在の定価は、正規ロレックス販売店や公式の参考価格で最新情報を確認するのがいちばん確実です。次の改定がいつ来るかより、「今の自分に合うモデルはどれか」から考え始めるほうが、後悔の少ない選び方につながりやすいかなと思います。












