ロイヤルオーク、ここ数年で定価はどう変わった?背景と中古相場を確認

ロイヤルオークの価格を調べ始めると、どこから追えばいいのか迷いませんか?定価が変わっているのは分かっていても、いつ・いくら上がったのか、中古相場とどう違うのか、パッと整理しにくくて。わたしも同じで、ちょっと腰を据えて追ってみました。

こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。今回は「ロイヤルオーク 値上げ」というキーワードで調べている方向けに、ここ数年の定価の動き、その背景、そして中古相場との関係まで、できるだけ整理して書いています。

結論から言うと、値上げのペースはここ数年でかなり加速しています。2026年1月時点の定価も確認しながら話を進めていきます。

目次

定価はどこまで上がった?

まず基幹モデルの動きから見ていきます。ステンレスの3針モデル(15500ST系→15510ST系)の定価推移を追うと、変化の大きさがよく分かります。

2022年8月(15500ST)

2,915,000円(税込)

2023年3月(15500ST)

3,465,000円(税込)※その後、15500STは生産終了

2024年(15510ST)

4,125,000円(税込)に改定。60万円以上の値上がり

2026年1月(15510ST)

4,400,000円(税込)※piazo.jp調査時点

2022年から2026年にかけて、ステンレスの3針だけで150万円以上の値上がりが起きています。数字で並べると、なかなか重みがありますよね。

ジャンボ(16202ST・39mm)は2026年1月時点で5,555,000円、クロノグラフ(26240ST・41mm)は6,105,000円という水準になっています。どのモデルも同じ方向に動いていて、例外がほぼない状態です。

なぜここまで値上がりしているの?

「ブランドが利益のために上げているだけでは?」と思う人もいるかもしれません。実際には、複数の要因が重なっています。

  • 金・ステンレスなど原材料費の高騰
  • スイスフラン高・円安による為替影響
  • 世界的なインフレによる人件費の上昇
  • 中古市場との定価乖離を縮めるブランド側の意図

特にステンレスモデルの値上げ幅が大きい点は、ここで一度立ち止まって考えてみると興味深いんですよね。金素材モデルは元々の定価が高いので、改定幅が目立ちにくい。一方でステンレスモデルは長年「手が届く側」として認識されていたせいか、値上げが重なるたびに体感としてのインパクトが大きく感じられます。

ブランド側に「中古市場との乖離を埋めたい」という狙いもあるとされています。正規店で買えた人が即日売却して差益を得られる状態を、できるだけ解消しようとしている側面もあると考えられます。

中古相場は定価の動きと連動する?

ここが読者の多くが一番気になる部分じゃないかと思います。定価が上がれば、中古相場も上がるのか。

傾向としては、定価の値上げは中古相場にも上昇圧力をかけると言われています。ただ、ピーク時と比べるとやや落ち着いた局面もあります。ステンレス3針(15510ST系)は、ピーク時に中古市場で600万〜700万円前後で取引されていた個体が見られましたが、現在は450万〜550万円前後が目安とされています(brand-lex.jp調査・2026年時点)。

特に人気のカーキグリーン文字盤は、定価4,400,000円に対して中古では800万円を超える価格がついているケースもあります。需要が集中するカラーは、定価との差が広がりやすい構造になっています。

トキオ

正規でも中古でも「欲しいとき」に動くしかない

正規店で買うのは今も難しい?

率直に言うと、現状でも正規店でのロイヤルオーク購入はかなり厳しい状況が続いています。

オーデマピゲの年間生産本数は約4万本とされており、ロレックス(年間100万本規模)と比べると圧倒的に少ない。定価で買いたければ正規店での購入履歴を積んで信頼関係を作るか、年単位の待ちを覚悟するしかないのが現実です。正規で買えた場合でも、すぐに中古市場に流れるケースがあったことが値上げを加速させた一因にもなっています。

購入を急いでいる場合は、中古市場で探すのが現実的な選択肢になります。その場合は状態・付属品の有無・販売店の信頼性をきちんと確認してから判断することをおすすめします。特にグリーンやブルー文字盤は相場のブレが大きいため、複数店で見積もりを取ることが大切です

値上がりはこれからも続く?

断言はできませんが、現状の構造から考えると、定価が大幅に下がる要素は今のところ見えにくい状態です。スイスフランの高止まり、原材料のコスト、ブランドの希少性維持の方針、いずれもすぐには変わらないからです。

ただ、中古相場のピークは過ぎているという見方もあります。2021年〜2022年ごろの「時計バブル」と呼ばれた局面と比べると、現在はやや落ち着いた水準での取引が続いているモデルも多いです。投機目的での売買が減ったこと、世界的に高級品の買い控えが進んでいる場面もあることが背景にあります。

つまり「定価は上がりやすい状況が続く一方、中古相場は必ずしも連動して上がり続けるわけではない」という見方が、いまのところ実態に近いかもしれません。

ロイヤルオークの価格、いまどう見るか

ここ数年の値上げを整理すると、ロイヤルオークの定価は2022年から2026年にかけて大きく動いています。ステンレス3針モデルで見ると、4年間で1.5倍近い水準まで上がっています。中古相場はピーク時から調整が入っているものの、定価自体が上がっているため、中古でも安くなったとは言いにくい局面が続いています。

値上げの背景は為替・原材料・需給バランスと複数あり、一つの理由だけではありません。購入を検討するなら、定価と中古相場の両方を今の水準で確認しておくことが、判断のスタートラインになります。

まず今日やるとしたら、気になるモデルの型番を調べて、正規価格と中古の現在相場を並べてみることです。比較できる状態を作ってから、次に何を見るか決めていける。それだけで、勢いで動いてしまうリスクをかなり減らせると思います。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「クロノヴィア」トキオ

クロノヴィアでは、高級腕時計のブランドやモデルごとの違い、価格感、選び方に関するよくある疑問を、わかりやすく整理しています。

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