スピードマスター ムーンウォッチが気になって調べ始めると、まず「そもそもどのモデルのことを指すの?」という疑問にぶつかりやすいんですよね。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。ムーンウォッチという呼び名は愛称で、正式にはオメガの「スピードマスター プロフェッショナル」というモデルを指します。
この記事では、ムーンウォッチの背景から定価・中古相場、買う前に迷いやすいポイントまで、わたしが実際に調べた順番でまとめています。
なぜ「ムーンウォッチ」と呼ばれるのか
1969年7月20日、アポロ11号の月面着陸。その瞬間、宇宙飛行士たちの手首にあったのがスピードマスター プロフェッショナルでした。NASAの公式装備品として認定され、人類が初めて月に降り立った時計として「ムーンウォッチ」の呼び名が定着しています。
単なるニックネームではなく、NASAが実施した過酷な耐久テストをすべてクリアした唯一の時計という裏付けがあります。この事実が、50年以上たった今もムーンウォッチに特別な重みを与え続けているんですよね。
わたし自身、この時計を調べ始めたとき、アポロ計画との関係の深さを改めて確認して少し立ち止まりました。デザインの話より先に、「なぜこの時計が選ばれたのか」を知っておくと、見え方がずいぶん変わってくると思います。
定価と中古相場の目安
現行の定番モデル「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル 42mm」の正規価格は、税込で107万円台から114万円台が目安です。2022年以降、段階的に値上がりが続いており、100万円の大台を超えたのは2023年2月の価格改定からになります。
中古市場では、状態の良いAランク品が55万円から70万円前後、通常使用のBランク品が45万円から55万円前後が買取相場の目安とされています。販売相場としては67万円から98万円程度の幅があり、状態や付属品の有無で大きく変わります。
正規店で新品を買うか、中古で状態の良い一本を選ぶか。価格差は30万円以上になる場合もあるので、ここは勢いで決めたくないところです。
手巻きである理由
ムーンウォッチが手巻き式を採用しているのは、宇宙開発時代の仕様をそのまま引き継いでいるからです。自動巻きのようにローターがないぶん、構造がシンプルで信頼性が高く、NASAの耐久テストをクリアするうえで手巻きであることが強みになりました。
毎日竜頭を巻く習慣は、最初は少し手間に感じるかもしれません。ただ、この「毎日巻く」という行為そのものが、時計との距離を近くしてくれるという声は実際に多くて、使い続けるうちに気にならなくなる方がほとんどのようです。
ヘサライトかサファイアか、風防の選択
ムーンウォッチを選ぶ際に多くの人が迷うのが、風防の素材です。現行モデルには大きく2つのタイプがあります。
- ヘサライト風防
-
アポロ当時の仕様に近い素材。傷はつきやすいが、宇宙仕様のオリジナル感を優先する人向け。
- サファイアクリスタル風防
-
硬度が高く傷に強い。シースルーバックでムーブメントも楽しめるモデルに採用されることが多い。
どちらが優れているかではなく、「宇宙時代の原型に近い一本を持ちたいか」「日常使いで傷を気にせず使いたいか」という優先度の問題です。わたしなら、まずここを先に決めてから型番を絞る順番にします。
ヘサライトは傷がついても磨き直しが比較的しやすいという面もあり、中古で状態の良い個体を探す場合は風防の傷具合を必ず確認しておきたいポイントでもあります。
初めての高級時計として選べるか?
トキオ初めて買うなら、やっぱり迷いますよね
「最初の高級時計にムーンウォッチは合うのか」という疑問は、調べているとよく出てきます。価格的には100万円を超えるため、決して軽い買い物ではありません。ただ、デザインに時代を選ばない普遍性があること、ブランドとしての認知度が高いことから、初めての一本として推奨されるケースは多いモデルです。
一方で、手巻きの手間を含めた「この時計との付き合い方」を実際にイメージできるかどうかも、判断材料になると思います。日常的に腕時計を使う習慣がある人には、毎日巻くリズムが自然になじみやすいでしょう。
買う前に確認しておきたいこと
- 風防はヘサライトとサファイアのどちらを選ぶか先に決めておく
- 新品正規店と中古市場の価格差は30万円以上になることもある
- 手巻き式であるため、毎日竜頭を巻く習慣が必要になる
- 中古購入の場合は付属品の有無と風防の状態を確認する
- 型番によって定価・仕様・素材が異なるため、購入前に型番を確認する
ムーンウォッチはラインナップが幅広く、ステンレスからゴールド素材まで型番によって価格も仕様もかなり異なります。「スピードマスターが欲しい」から始まって、最終的にどの型番を選ぶかという絞り込みの作業が、実は一番時間のかかる部分だったりします。
まずどこから調べ始めるか
スピードマスター ムーンウォッチは、アポロ計画との歴史的なつながりを持ちながら、現行モデルとして今も正規店で購入できる時計です。定価は100万円を超えますが、中古市場では状態次第で60万円台からの選択肢もあります。
迷いやすいのは、ヘサライトかサファイアかという風防の選択と、新品か中古かという購入ルートの2点です。どちらも「価格だけで判断する」のではなく、自分が毎日この時計とどう付き合いたいかをイメージしてから選ぶほうが、後から後悔しにくいと思います。
まず風防の好みを決めてから、対応する型番を正規店か中古店で実際に手に取ってみるのが、わたしがおすすめする最初の一歩です。画面で見るのと実物の印象は、ムーンウォッチに限らずけっこう違うので、できれば店頭で確認してみてください。












