緑色のサブマリーナーを探し始めると、ハルク、カーミット、スターバックスと愛称が次々に出てきます。どれがどの型番なのか、最初は少し迷いますよね。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。わたしも調べ始めたときは、グリーンベゼルのサブマリーナーをまとめてハルクと呼ぶのだと思っていました。
ところが、ハルクには明確な特徴があります。この記事では型番や仕様だけでなく、現行モデルとの違いや中古で確認したい部分まで、購入する目線でお話しします。
ハルクはどのサブマリーナー?
サブマリーナーのハルクとは、一般にロレックスのRef.116610LVを指します。2010年から2020年まで製造された、日付表示付きのグリーンサブです。
最大の特徴は、グリーンのセラミックベゼルに、同じくグリーンの文字盤を合わせていること。光を受けて色調が変わるサンレイ仕上げも、このモデルらしい部分です。
- 型番
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Ref.116610LVがハルクと呼ばれています。
- 製造期間
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2010年から2020年までの生産終了モデルです。
- 文字盤とベゼル
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どちらにもグリーンが使われています。
- ケースサイズ
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直径40mmのステンレス製ケースです。
ベゼルだけでなく文字盤も緑なのがハルク。まずここを覚えておくと、ほかのグリーンサブと混同しにくくなります。
なぜハルクと呼ばれているのか
ハルクという愛称は、緑色の大柄なヒーローを連想させる外観から生まれたものです。ロレックスが正式なモデル名として採用しているわけではありません。
とはいえ、販売店や愛好家の間では広く使われています。型番を覚えていなくても「ハルク」で通じやすいため、中古時計を探す場面でも頻繁に目にする呼び方です。
ここでわたしが一度止まったのは、緑のサブなら全部ハルクなのかという点でした。実際には、前後の世代にはそれぞれ違う愛称と配色があります。
歴代グリーンサブとの違い
ハルクの前にはRef.16610LV、後にはRef.126610LVがあります。3本ともグリーンベゼルを採用していますが、文字盤やケースの造りには違いがあります。
Ref.16610LVは、サブマリーナー誕生50周年を記念して2003年に登場しました。グリーンベゼルとブラック文字盤の組み合わせで、カーミットの愛称でも知られています。
| 型番 | 主な色の組み合わせ | ケース径 | 製造時期 |
|---|---|---|---|
| 16610LV | 緑ベゼル・黒文字盤 | 40mm | 2003年~2010年 |
| 116610LV | 緑ベゼル・緑文字盤 | 40mm | 2010年~2020年 |
| 126610LV | 緑ベゼル・黒文字盤 | 41mm | 2020年~ |
現行のRef.126610LVは、グリーンベゼルとブラック文字盤へ戻りました。そのため、文字盤まで緑色にしたハルクは、歴代3世代のなかでも個性が際立っています。
光で変わるグリーン文字盤
ハルクを写真だけで判断しにくい理由が、サンレイ仕上げの文字盤です。正面から光を受けると明るい緑に見え、角度が変わると深く落ち着いた色へ移ります。
商品写真では鮮やかさが強く出ることもありますが、袖口に入ると印象はかなり変わります。派手すぎないか心配な人ほど、屋内と屋外の両方で見たいところです。
トキオこの緑は実物で確かめたいですね!
わたしなら、照明が強いショーケースの前だけでは決めません。少し離れて眺めたり、腕を下ろした状態を見たりして、普段の服に合うかまで考えます。
見た目だけではない基本性能
緑色の印象が強いモデルですが、時計としてはサブマリーナーらしい実用性を備えています。ケース径は40mmで、防水性能は300mです。
ムーブメントには自動巻きのCal.3135を搭載し、パワーリザーブは約48時間。長年ロレックスの主力機として使われてきた世代の機械です。
| 項目 | Ref.116610LVの内容 |
|---|---|
| ケース素材 | ステンレススチール |
| ケース径 | 40mm |
| 防水性能 | 300m |
| ムーブメント | 自動巻きCal.3135 |
| パワーリザーブ | 約48時間 |
| 風防 | サファイアクリスタル |
| 日付表示 | あり |
ブレスレットにはグライドロッククラスプが採用され、工具を使わず長さを細かく変えられます。暑い日や手首がむくんだときに助かる、地味ながら便利な機能です。
現行モデルと迷ったら見る部分
ハルクと現行のRef.126610LVで迷ったときは、単に旧型と新型で分けないほうが選びやすくなります。文字盤、サイズ、駆動時間の違いから考えてみてください。
現行型は41mmケースとCal.3235を採用し、パワーリザーブは約70時間です。週末に外しても月曜日まで動きやすく、機械の世代では現行型に利点があります。
- ステップ1では、緑文字盤と黒文字盤のどちらが好みかを決めます。
- ステップ2では、40mmと41mmを実際に腕へ載せて比べます。
- ステップ3では、駆動時間と中古価格の差を見比べます。
ただし、ケース径は数字だけで決められません。現行型はラグやブレスレットの比率も変わっているため、41mmだから必ず大きく感じるとは限らないんですよね。
生産終了後も人気が続く理由
Ref.116610LVは2020年に生産を終えました。後継モデルでは文字盤がブラックへ戻ったため、ベゼルと文字盤の両方が緑という組み合わせは引き継がれていません。
この違いが、ハルクならではの立ち位置を強くしています。単に生産が終わったからではなく、似た配色の現行モデルがないことも注目される理由でしょう。
一方で、生産終了モデルだから価格が必ず上がり続けるとは限りません。中古相場は景気や為替、流通量、ロレックス全体の人気によって上下します。
中古販売価格の読み取り方
2026年7月末に国内の販売情報を調べると、状態のよい中古品で300万円台半ばを超える掲載が確認できます。ただし、掲載額はその店が提示する販売価格です。
実際に売買された価格や、店へ売る際の買取額とは一致しません。販売店の保証、点検内容、付属品の有無なども含まれるため、金額だけを横並びにすると判断を誤ります。
販売価格と買取価格を混ぜて考えないこと。資産価値が気になる場合も、まず同じ時期の販売額同士、買取額同士で比べる必要があります。
同じハルクでも価格差が出る
同じRef.116610LVでも、販売価格には差があります。製造された年代、ケースやブレスレットの状態、付属品、販売店の保証などが一つずつ金額へ影響します。
特に確認したいのが、保証書、箱、冊子、タグ、余りコマです。すべて欠けていない個体は評価されやすい一方、時計だけの個体は安くても売却時に差が出る場合があります。
傷が少ないことだけでなく、過去の研磨歴も気になります。強く磨かれた個体では、ケースの角やラグの厚みが新品時と異なることがあるからです。
実物を前にしたら確認したい箇所
中古のハルクを見るときは、まず文字盤やベゼルの色に目が向きます。ただ、高額な時計だからこそ、細かな傷以外の部分まで落ち着いて確認したいところです。
ケースの輪郭、ラグの厚み、ブレスレットの伸び、バックルの動作、ベゼルの回転、日付変更を順番に見ます。余りコマが自分の手首に足りるかも忘れやすい部分です。
- ケース
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角の形やラグの厚みを左右で見比べます。
- ベゼル
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欠けや大きな傷、回転時の感触を見ます。
- ブレスレット
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伸びや傷、バックルの動作を確かめます。
- 付属品
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保証書や箱、余りコマの有無を確認します。
みなさんが「欲しいけれど、個体選びが怖い」と感じるのは自然です。分からない部分を質問したとき、具体的に答えてくれる販売店かどうかも見ておきましょう。
販売店選びも時計選びの一部
ハルクは中古で探すことになるため、時計そのものと同じくらい販売店の対応が気になります。保証期間や保証範囲は、店によって同じではありません。
購入後すぐに不具合が起きた場合の対応、返品や交換の可否、修理を頼む際の窓口を確認します。通販なら、現物写真の枚数や傷の説明も判断材料です。
わたしなら、相場より少し安いという理由だけでは決めません。高額品では、購入後に相談できることや、説明に納得できることにも金額を払う感覚があります。
普段使いで気になりやすいこと
ハルクは40mmケースですが、太めのラグと存在感のあるベゼルにより、腕に載せると数字以上に力強く感じる人もいます。重量も軽い時計ではありません。
スーツや落ち着いた服へ合わせる場合、緑色がどの程度目立つかも気になります。ただ、文字盤は光の弱い場所では深い色になり、意外と馴染む場面もあります。
毎日使う予定なら、試着したまま袖をかぶせたり、腕を自然に下ろしたりしてみてください。正面から眺めるだけでは分からない感覚があります。
ハルクが合いやすいのはどんな人?
ハルクは、定番のサブマリーナーが好きだけれど、ブラック一色では少し物足りない人に合いやすいモデルです。実用時計らしさと大胆な色を一緒に楽しめます。
反対に、服への合わせやすさや新しい機械を優先するなら、現行のRef.126610LVも有力です。緑色を使いながら、ブラック文字盤によって落ち着きがあります。
価格だけでなく、どちらを腕に着けたときに納得できるかで考えたいところ。ここは勢いで決めず、ハルクにしかない緑文字盤へ本当に引かれているかを見てみましょう。
ハルク選びは実物比較から始めよう
サブマリーナーのハルクは、2010年から2020年まで製造されたRef.116610LVです。緑のベゼルと緑の文字盤を組み合わせた、生産終了後も目を引くモデルです。
中古で選ぶ際は、掲載価格だけでなく、ケースの状態や研磨歴、保証書、余りコマ、販売店の保証まで見てください。同じ型番でも内容にはかなり差があります。
まずはハルクと現行のRef.126610LVを、できれば同じ日に腕へ載せてみましょう。文字盤の色とサイズ感を比べるだけでも、自分が欲しい一本がかなり分かりやすくなります。












