ロイヤルオークを調べ始めると、思っていたよりモデルが多くて最初からちょっと面食らいます。41mm、39mm、37mm、34mmと複数のサイズが並んでいて、そこにオートマティック・クロノグラフ・ジャンボと機能の違いまで重なってくると、どこから手をつければいいのかが分からなくなりやすい。
『クロノヴィア』のトキオです。わたし自身、現行ラインナップを最初に確認したとき、同じところで少し立ち止まりました。型番ごとに定価も違うし、どのモデルがどんな人に向いているのかが一見では見えてこないんですよね。
この記事では、現行のロイヤルオークをサイズと機能の軸で整理して、それぞれの立ち位置と価格感をできるだけ分かりやすくまとめています。どこから見ればいいかが決まるだけで、次のステップがずいぶん動きやすくなると思います。
現行ラインナップ、まず軸を二つに絞る
ロイヤルオークの現行モデルを整理するとき、わたしはまず「ケースサイズ」と「ムーブメントの種類(3針か、クロノグラフか)」の二つだけを先に決めることにしています。素材やカラーはそのあとで選べばいいし、最初から全部を同時に見ようとすると選択肢が多すぎて判断が止まりやすい。
現行ラインアップで中心になっているのは、41mm(15510系)・39mm(16202系)・37mm(15550系)・34mm(77450系)の4サイズです。男性向けに見られることが多いのは41mmと39mmですが、37mm・34mmも自動巻きモデルが用意されていて、ジェンダーを問わず選べる構成になっています。
それぞれのサイズに特徴があるので、次の項目からひとつずつ見ていきます。
41mm|15510系、現行の基幹モデル
現行ロイヤルオークの中でもっとも展開が広いのが、41mmの15510系です。2022年の50周年を機に登場したリファレンスで、ベースとなった15500系から細部のエルゴノミクスが見直されています。ケース厚は10.5mm、搭載キャリバーは4302で、パワーリザーブは約70時間。
ステンレスモデル(15510ST)は2026年1月時点の定価で440万円(税込)。ピンクゴールドやホワイトゴールドは1000万円を超えるモデルも多く、素材の違いで価格帯がかなり開きます。カラーはナイトブルー、ブラック、シルバー、カーキグリーン、グレーと5種類がステンレスモデルに用意されていて、文字盤のグランドタペストリー模様は共通です。
正直なところ、この15510STのステンレスモデルがロイヤルオークの「起点」として一番分かりやすい。見た目がもっとも教科書的で、他モデルとの比較もしやすいんですよね。
トキオまず15510STのナイトブルーを見ておくと、比べる基準が決まります
39mm|16202系「ジャンボ」の立ち位置
39mmの16202系は「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」という名称で、1972年の初代モデルをベースにした薄型3針モデルです。ケース厚は約8.1mmと非常に薄く、41mmの15510系よりも40年代〜50年代のクラシックなドレスウォッチに近い印象を持ちます。
ステンレスモデル(16202ST)の定価は約555万円(税込)。キャリバー7121を搭載し、ケースとブレスレットの一体感が初代に近い設計です。ゴールドやチタン素材のバリエーションもありますが、そちらは価格要問合せが多く、手にしやすいのはステンレスモデルになります。
41mmより価格が高くなるのは、薄さを実現するための設計・仕上げに手間がかかるからだとわたしは理解しています。ロイヤルオークらしさをもっとも感じたい、かつスーツとも合わせたい、という人にはジャンボが向いていると思います。
クロノグラフ|26240系と26715系
クロノグラフ機能を持つモデルは、41mmの26240系と38mmの26715系・26319系が現行ラインアップの中心です。41mmステンレスモデル(26240ST)の定価は約610万円(税込)、38mmステンレスモデル(26715ST)は約572万円(税込)となっています。
クロノグラフは3針モデルと比べてケースが厚めになる傾向があります。文字盤にサブダイヤルが加わるぶん情報量も増えて、腕元の印象はより存在感が強くなります。日常の道具として秒針を使いたい人よりも、デザインの一部としてクロノグラフを選ぶ人が多い印象です。
38mmは男性にとってやや小さく感じるかもしれませんが、手首が細めの方には馴染みやすいサイズ感です。実機で試してみるのが一番早い判断になります。
37mm・34mm|選択肢は思ったより広い
37mmの15550系はステンレスモデルの定価が約418万円(税込)で、41mmよりも少し抑えた価格帯になっています。自動巻きで、現行ラインナップの中では女性にも男性にも対応できるサイズとして位置付けられているモデルです。
34mmの77450系はステンレスモデル(77450ST)の定価が約401万円(税込)。34mmのロイヤルオークは、男性が着けると手元への収まりが良くてむしろ落ち着いた印象になる、という声もあります。小ぶりなラグジュアリースポーツとしてジェンダーレスに楽しめる選択肢として注目されています。
「大きいサイズが苦手」「スーツに合わせたい」という場合は、37mmか34mmを先に候補に入れておくといいと思います。ステンレスモデルは正規店でも比較的幅広い展開があります。
サイズ・定価の比較をまとめると
ここで現行モデルの主要ラインをサイズ・モデル・定価の目安で一度まとめておきます。
| サイズ | 代表モデル | 素材 | 定価(税込・目安) |
|---|---|---|---|
| 41mm | 15510ST(オートマティック) | ステンレス | 約440万円 |
| 39mm | 16202ST(ジャンボ) | ステンレス | 約555万円 |
| 41mm | 26240ST(クロノグラフ) | ステンレス | 約610万円 |
| 38mm | 26715ST(クロノグラフ) | ステンレス | 約572万円 |
| 37mm | 15550ST(オートマティック) | ステンレス | 約418万円 |
| 34mm | 77450ST(オートマティック) | ステンレス | 約401万円 |
定価は2026年1月時点の情報をもとにした目安です。素材・カラー・ダイヤの有無によって価格は大きく変わるため、正確な価格は正規店や公式サイトで確認してください。
ゴールドやホワイトゴールドモデルは、同じサイズでも1000万円を超えることが多く、価格要問合せになっているモデルも多数あります。
現行でも正規店での入手は簡単ではない
ラインナップの種類は多いものの、現行ロイヤルオークが正規店でそのまま買えるかというと、残念ながら多くのモデルで在庫がない状態が続いています。特に人気の高いステンレスモデルは入手が難しく、中古市場や並行輸入市場では定価を大きく上回る価格で動いているのが現状です。
正規ブティックでは予約制の来店が基本となっており、担当スタッフとのコミュニケーションを重ねることが購入につながりやすいとされています。在庫状況や購入の流れは、直接ブティックに問い合わせるのが確実です。一見の来店で即購入というルートは、ほぼないと思っておいたほうがいい。
中古市場で購入する場合は、販売価格と買取相場が異なる点、そして文字盤の状態やコマの有無によって価格差が出ることを頭に入れておくと、比較がしやすくなります。
どこから見ればいいかが分かると動けます
ロイヤルオークの現行ラインナップは、まずサイズと機能(3針かクロノかジャンボか)を絞り込む、というところから始めると見通しが良くなります。41mmの15510系がもっとも展開が広くて比較もしやすいので、迷いやすい人はそこを起点にするのがわたしにとっては一番自然な流れでした。
定価は随時改定されていること、素材やカラーで価格が大きく変わることも頭に入れておくと、後から「こんなはずじゃなかった」となりにくい。数字はあくまで目安として使うのが現実的です。
まずは気になるサイズのモデルを一本だけ選んで、実機を見に行くところから動いてみるのがいいと思います。見るだけで情報がぐっと整理されることが多いので。



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