ロイヤルオークで調べ始めると、すぐにぶつかるのが「どの型番を選ぶか」という壁です。現行の15510ST、伝説的な存在感のジャンボ、クロノグラフと、見た目が似ていても立ち位置はかなり違う。せっかく調べるなら、ここで一度しっかり整理しておきたいと思いました。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。わたし自身、ロイヤルオークをはじめて真剣に調べたとき、どのモデルが何系で、どれが入門向きで、どれが資産寄りなのかが最初はうまく整理できませんでした。この記事では、人気の高い型番を中心に、選ぶときの目線から整理していきます。
価格帯も、定価400万円台から700万円超まで幅があります。なんとなくかっこいいから、で手を出すには金額が大きすぎる。だからこそ、どのモデルがどんな人に合うのかを先に知っておくと、選択肢が絞りやすくなります。
ロイヤルオークの人気型番、まずここから
ロイヤルオークの中でいま最も売れ筋に近い位置にいるのが、現行のRef.15510STです。41mm、ステンレス、3針カレンダーという、ロイヤルオークの基本軸をそのまま体現したモデルで、定価は税込み約412万5千円(2024年以降)。中古相場は状態次第で500万〜600万円台を超えることも多く、定価超えがむしろ当たり前になっています。
文字盤のカラーは「ブルー」「グレー」「ホワイト」「グリーン」など複数展開していて、なかでもカーキ寄りのグリーン文字盤は、中古市場で800万円を超える取引事例も出ているほど人気が集中しています。「まずロイヤルオークを持ちたい」という方が最初に検討する型番として、現状ではここが基準点になりやすいかなと思います。
ただ、「現行だから正解」とも言い切れないのがロイヤルオークの面白いところ。先代の15400や、さらに前の15300も、今でも根強い支持があります。型番選びで迷ったとき、まず現行か旧型かを先に決めると話が早いんですよね。
ジャンボ エクストラシンの存在感
ロイヤルオーク好きの間で「別格」と語られることが多いのが、ロイヤルオーク “ジャンボ” エクストラシンです。39mmという少し小ぶりなケース径に対して、薄さを極めた設計が特徴で、スーツやジャケットスタイルへの収まりがいい。定価はステンレスで税込み約522万5千円と現行の41mmより上で、流通量も限られています。
「かっこいいのは分かるけど、薄型ってそんなに違いが出るの?」と最初は思っていたのですが、実際に見比べると全体の印象がかなり変わります。41mmに比べてよりドレッシーで、着けた雰囲気が落ち着いています。2026年にも新しいオープンワーク仕様(Ref.16204XT)が登場するなど、ジャンボ系は今年も動きが続いています。
クロノグラフは選ぶ視点が変わる
ロイヤルオークのクロノグラフは、2026年に大きな転換点を迎えました。38mmクロノグラフに、長年待たれていた完全自社製の新型ムーブメント「Cal.6401」が搭載されたのです(Ref.26450ST)。それまでのモデルとは内側が別物になったという点で、クロノグラフ好きにとってはかなりの話題になっています。
ただし価格もそれ相応です。ステンレスでも600万円台前後の水準になっており、3針モデルより明確に上の価格帯。「クロノグラフ機能を使う生活かどうか」を先に考えてから選んだほうが後悔が少ない、とわたしは思っています。クロノグラフはあこがれで選ぶ気持ちも分かりますが、使わない機能に何百万も乗せるのは、わたしはなかなか勢いだけでは決めたくないんですよね。
旧型はどう評価されているか?
Ref.15400STは、ロイヤルオークの2012年モデルで、2019年に15500(現行の15510の前身)へとバトンを渡した形です。12時位置のインデックスがAPロゴではなくバーインデックスに変わったことが話題になり、当時から人気が高かった。今では中古でしか出回らず、状態と文字盤色次第で価格は上下します。
さらに古いRef.15300STは、12時がAPロゴという仕様で、これを「昔のロイヤルオークらしい」と好む層が今でもいます。流通量がさらに少ないぶん、状態によっては中古価格が現行に近い水準になることも。旧型は「安く入手できる選択肢」というより、仕様と個性で選びたい人向けという感覚が近いかと思います。
オフショアは系統が違うと思っておく
ロイヤルオークと並んで出てくることが多いロイヤルオーク オフショアは、見た目の印象がかなり違います。ケースが大型で存在感が強く、スポーティーさを前面に出したデザイン。同じロイヤルオーク系列ですが、方向性が明確に異なります。
中古相場という面では、2026年のChrono24のデータによるとオフショアの一部モデルで過去5年間に28%前後下落しているものも出ており、通常のロイヤルオークとは相場の動きが違う。「ロイヤルオークを見ていたら横にオフショアが出てきた」という方は、まず別系統として整理しておくといいと思います。
トキオオフショアは別の時計として選んだほうが後悔が少ない
型番ごとの立ち位置をまとめると
- Ref.15510ST(現行3針・41mm)
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現行の基幹モデル。定価約412万円。最初の一本として選ばれやすい。
- ジャンボ エクストラシン(39mm)
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薄型・ドレッシー寄り。定価約522万円。スーツ着用が多い人向き。
- クロノグラフ 38mm(Ref.26450ST)
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2026年に自社製Cal.6401搭載に刷新。600万円台前後の水準。
- Ref.15400ST / 15300ST(旧型)
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中古のみ。インデックスやロゴの仕様に違いあり。個性で選ぶ型番。
どこから選び始めるか、その一歩
ロイヤルオークで迷っているなら、まず「3針かクロノグラフか」「現行か旧型か」の2点を先に決めると、選択肢が一気に整理できます。この2点を曖昧にしたまま型番を眺めていると、なかなか決め手が出てこない。わたし自身が最初に遠回りをしたのも、そこを後回しにしていたからだと思っています。
相場や定価は今後も動きます。とくに現行の15510STは文字盤カラーによって中古価格の差が大きく、同じ型番でも数百万単位で違う場面があります。購入を急いでいない場合でも、気になる文字盤カラーの相場だけ先にチェックしておくと、実際に動くときの判断がかなりしやすくなります。
まずは「自分がどの方向のロイヤルオークを欲しいのか」を一言で言えるくらいまで絞り込んでみてください。それが決まれば、型番選びは思ったより早く進みます。












