細腕でもサブマリーナーは似合う?失敗しない選び方

サブマリーナーを腕に乗せたとき、時計そのものは格好いいのに、自分の手首には少し強すぎる気がする。細腕の人ほど、そこで一度止まりやすいんですよね。

こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。わたしも腕時計はケース径だけで決めず、正面、横、袖口まで見たうえで、普段の生活に合うかを考えたいほうです。

サブマリーナーは現行モデルが41mm表記なので、細い手首には大きいと思われがちです。ただし、実際の収まり方は手首周りの数字だけでは決まりません。

目次

細腕でもサブは選べる

先に結論を言うと、細腕だからという理由だけでサブマリーナーを候補から外す必要はありません。手首の形やラグの収まり方によっては、現行モデルも自然に着けられます。

一方で、「着けられる」と「自分らしく使える」は同じではありません。時計の存在感を楽しみたいのか、服になじませたいのかによっても、納得できる大きさは変わります。

ケース径よりラグが手首に収まるかを見る。細腕でサブマリーナーを試すなら、わたしはこの順番で確認します。

トキオ

数字だけで諦めるのは早いですね

41mmでも極端に長くない

現在のステンレス製サブマリーナーとサブマリーナー デイトは、公式ではオイスターケースの直径が41mmと案内されています。数字だけを見ると、かなり大きく感じるかもしれません。

ただし、実測した海外の時計メディアでは、直径が約40.5mm、縦方向が約47.6mm、厚さが約12mmと紹介されています。横幅の印象に対して、縦方向は極端に長くありません。

公式のケース径

現行のステンレスモデルは41mm表記です。

実測された縦の長さ

レビュー例では約47.6mmとされています。

実測された厚さ

レビュー例では約12mmとされています。

ここでわたしも一度止まりました。41mmという数字から想像するほど縦へ伸びていないため、手首の横幅があれば、細腕でもラグが収まる可能性があるからです。

手首周りだけでは決まらない

腕時計のサイズを調べると、手首周り15cmや16cmといった数字がよく出てきます。目安にはなりますが、同じ周囲でも実際の着用感が同じになるわけではありません。

腕の断面が平たい人は、時計を受け止める横幅を取りやすくなります。反対に丸みが強い手首では、周囲が同じでもラグが浮いたり、ケースが外側へ回ったりすることがあります。

細腕かどうかを測るなら、周囲だけでなく手首の上面も見てください。ラグの端が上面に収まれば、41mmのサブでも正面から不自然に張り出しにくくなります。

ラグのはみ出しを確かめる

ラグとは、ケースとブレスレットをつなぐ四本の突起部分です。細腕で大きな時計を着けたときの違和感は、ケースの直径よりラグの位置から生まれることがあります。

正面から見てラグが手首の上面に収まっていれば、時計は腕へ沿っているように映ります。ラグの先端が手首の外へ出ると、時計だけが腕に乗っている印象になりやすいでしょう。

ただし、わずかにはみ出しただけで似合わないとは限りません。スポーツウォッチらしい存在感を求める人なら、その力強さを好ましく感じる場合もあります。

試着は三つの手順で見る

試着では、腕へ着けた直後の印象だけで決めないほうがよいでしょう。店内の照明や時計との距離によって、ケースが実際より大きく見えることもあります。

わたしなら、まず正面から収まりを見て、次に横からケースの浮きを確認します。最後に鏡から少し離れ、上半身と時計を一緒に見ます。

  • 手順1は正面からラグの位置を確認する
  • 手順2は横からケースとブレスレットの浮きを見る
  • 手順3は鏡から離れて服との釣り合いを確かめる

手首へ顔を近づけて撮った写真だけでは、時計が大きく写りやすくなります。スマートフォンを少し離し、腕全体や上半身まで入れた写真も残しておくと比べやすくなります。

ブレスレットの太さも効く

現行サブマリーナーの存在感は、ケースだけから生まれるものではありません。オイスターブレスレットやクラスプにも幅があり、手首の裏側までしっかりした作りです。

細腕の場合、ケースは気にならなくても、クラスプが手首の裏側を広く覆うことがあります。手を机へ置いたときやパソコン作業中に当たりやすくないかも見ておきたいところです。

ここは勢いで決めたくないんですよね。正面から格好よく見えても、日常の動作で落ち着かなければ、着用する回数が少なくなるかもしれません。

長さ調整で収まりは変わる

サブマリーナーには、ブレスレットの長さを細かく変えられるグライドロックが採用されています。工具を使わず、その日の腕の状態に合わせて調整できる仕組みです。

ただし、グライドロックがあれば、どの細腕にもそのまま合うとは限りません。外すコマの数や左右の配分によって、クラスプの中心位置がずれることもあります。

クラスプが手首の裏側で中央に来るかも確認してください。店舗では、購入を前提としない試着でも、調整後の位置について相談できる場合があります。

現行は幅広でも収まりやすい

現行モデルは41mmになりましたが、前世代から単純に全体が大きくなったわけではありません。ラグの形は前世代の太い印象から見直され、先端へ向かう線が細くなっています。

そのため、40mm表記だった前世代のRef.116610より、現行のRef.126610のほうが腕への収まりをよく感じる人もいます。数字の1mm差だけでは判断しにくい部分です。

一方、ブレスレットの取り付け幅は広くなっています。ケース周辺はすっきり感じても、時計全体には現代的な力強さがあるため、好みが分かれそうです。

前世代は数字以上に力強い

Ref.116610はケース径40mmですが、ラグが太く、ケースの四隅が張った形をしています。細腕へ着けると、現行41mmより大きく感じるケースもあるでしょう。

セラミック製ベゼルや大きなインデックスを備え、道具らしい迫力を楽しめる世代です。存在感のあるサブを選びたい人には、この形が魅力になる場合もあります。

「40mmなら細腕向きだろう」と数字だけで中古品を選ぶと、試着後に印象が変わるかもしれません。現行と前世代は、できれば同じ日に腕へ乗せて比べたいところです。

旧型16610は軽快に映る

現行モデルの主張が強いと感じたら、旧型のRef.16610も候補になります。ケース径は40mmで、ラグが先端へ向かって細くなる、シャープな形が特徴です。

アルミニウム製のベゼルや細身のブレスレットも、現行とは異なる軽快な印象につながります。細腕に自然になじむサブを探す人が、旧型へ目を向ける理由の一つでしょう。

モデル細腕で見たい特徴
Ref.126610・12406041mm表記だが、ラグは前世代より細く見える
Ref.116610・11406040mm表記でも太いラグによる力強さがある
Ref.16610・14060系細いラグとブレスレットで軽快に映りやすい

ただし、Ref.16610は中古市場で選ぶモデルです。研磨によってラグが細くなりすぎた個体や、ブレスレットに使用感が出た個体もあるため、形だけで決めないようにしてください。

デイトの有無でも印象が違う

サブマリーナーには、日付表示のないRef.124060と、日付表示を備えたRef.126610があります。どちらも41mmですが、文字盤から受ける印象には違いがあります。

デイト付きは3時位置に日付窓と拡大レンズがあり、視線を引く部分が増えます。ノンデイトは左右の配置が均等なので、すっきりした印象を好む人に向いています。

細腕ではノンデイトのほうが小さく見えるとは断定できませんが、文字盤の情報が少ないぶん、落ち着いて感じる人はいるでしょう。ここは実物で比べたいですね。

服との相性まで見て選ぶ

半袖で試着すると似合っていても、シャツやジャケットでは印象が変わります。サブマリーナーは約12mmの厚さがあるため、細い袖口には収まりにくいことがあります。

仕事でも使う予定なら、普段に近いシャツを着て試着するのが現実的です。袖口へ無理なく入るか、時計を見たいときに引っかからず出せるかを確認してみてください。

休日の服が中心なら、多少大きくてもスポーツウォッチらしいアクセントになります。どの服で使う時間が長いのかを考えると、自分に合う大きさが見つけやすくなります。

重さと回転も試しておく

細腕で気になるのは、大きさだけではありません。ステンレス製の現行サブは、見た目だけでなく手に持ったときにも、しっかりした重さを感じる時計です。

ブレスレットが緩すぎると、ケースの重さで時計が手首の外側へ回りやすくなります。反対に締めすぎると、手首を曲げたときにリューズやケースが当たる場合があります。

試着中は腕を下げたまま少し歩き、手首を数回曲げてみてください。止まった姿だけでは分からない使い心地が、そこで見えてきます。

写真では距離に注意する

購入相談でよく使われる手首の写真は、撮る距離によって印象がかなり変わります。広角レンズを近づけると、時計が腕より手前に来るため、大きく写りやすくなります。

比較用に残すなら、手首へ近づけた写真、腕全体が入る写真、鏡越しの上半身写真の三種類が役立ちます。一枚だけで決めるより、実際の印象に近づけやすくなります。

店内で迷ったときは、その場で結論を出さず、写真を持ち帰って見直してもよいでしょう。時間を置くと、大きさよりデザインへ目が向くのかも分かります。

細腕向きの一本を見つける

細腕でも、ラグが手首の上面に収まり、クラスプの位置や重さに無理がなければ、現行サブマリーナーは十分に候補になります。41mmという数字だけで諦める必要はありません。

現行の存在感が強いなら、Ref.16610などの旧型も比べてみてください。ただし、中古品は年式、研磨歴、ブレスレットの状態によって個体差が出るため、状態確認も欠かせません。

まずは正面、横、鏡越しの三方向から試着写真を撮ってみましょう。現行と旧型を同じ距離で見比べれば、自分の腕と生活に合う一本へ少しずつ近づけますよ。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「クロノヴィア」トキオ

クロノヴィアでは、高級腕時計のブランドやモデルごとの違い、価格感、選び方に関するよくある疑問を、わかりやすく整理しています。

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