スピードマスターの定価を調べ始めると、「思ったより上がってるな」と感じる方が多いと思います。少し前の価格を頭に入れたまま見ると、数字が合わなくて混乱することもある。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。今回はスピードマスターの現在の定価と、ここ数年でどう変わってきたのかを整理しました。
購入を考えている方にとっては、「今の正規価格がいくらか」「中古と比べてどう判断するか」が一番気になるところかと思います。そのあたりを中心に見ていきます。
現在の定価はいくら?
スピードマスターの中心モデルといえば「ムーンウォッチ プロフェッショナル 42mm」です。2025年8月の価格改定後、ブレスレット仕様のRef.310.30.42.50.01.002は1,276,000円、レザーストラップ仕様のRef.310.32.42.50.01.002は1,221,000円が現行の定価になっています。
2026年1月には新作「ムーンウォッチ ブラック ホワイト」も登場していて、こちらのSS×ブラックダイアル仕様(Ref.310.30.42.50.01.004)は1,474,000円と、通常のムーンウォッチより一段上のプライスになっています。
ムーンウォッチ以外も見ておくと、スピードマスター ’57(40.5mm SS)は1,507,000円前後、ダーク サイド オブ ザ ムーンのセラミックモデルは2,211,000円〜2,266,000円あたりが目安。モデルによってかなり幅があります。
ここ数年でどれだけ上がった?
定価の変化を整理すると、正直なところ「けっこう上がったな」という印象です。ムーンウォッチ プロフェッショナル(Ref.310.30.42.50.01.002)の価格推移を見ると、2022年2月時点で924,000円だったものが、2023年9月には1,232,000円まで上がりました。
- 2022年2月:924,000円(約7%値上げ後)
- 2022年7月:990,000円(さらに約7%↑)
- 2023年2月:1,067,000円(約7.8%↑)
- 2023年6月:1,144,000円(約7.2%↑)
- 2023年9月:1,232,000円(約7.7%↑)
- 2025年8月:1,276,000円(約3.5%↑)
2022年から2023年の間に、短期間で4回の価格改定が行われました。その後しばらく据え置きが続き、2025年8月にまた約3%台の値上げ。幅は小さくなりましたが、方向は変わっていない印象です。
値上げが続く背景
オメガ側が公式に理由を細かく説明することはありませんが、背景として挙げられているのは原材料費・人件費・輸送コストの上昇、そして円安の影響です。スイス製品は現地通貨ベースの価格を日本円換算するので、為替が動けばそのまま影響が出やすい。
2026年3月にはゴールドモデルを中心に2.6〜6.2%の値上げが行われました。SSモデルは2025年8月以降は据え置きになっていますが、今後また価格改定が入る可能性はゼロではないです。
中古相場との差をどう見る?
定価が100万円を超えた影響で、「現行は予算的に厳しいけどムーンウォッチが欲しい」という層が旧型の中古に流れる動きも見られています。現行モデルの中古相場は2026年初頭で60万円台前半という目安も出ていて、定価と中古の差は決して小さくないです。
トキオ定価と中古の差、一度ちゃんと調べてよかった
ただし中古は、状態・付属品の有無・販売店によって価格が変わります。極端に安い場合は状態確認と保証内容を必ず確認することが前提になってきます。
モデルによる定価の違い
スピードマスターというひとくくりで見ていると、モデルの幅の広さに驚くことがあります。わたしも最初に全ラインナップを確認したとき、SSのムーンウォッチと同じ「スピードマスター」でも、価格が2倍以上違うモデルが普通にあると知りました。
- ムーンウォッチ プロフェッショナル(SS 42mm)
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1,111,000円〜1,276,000円(仕様・ストラップにより差あり)
- スピードマスター ’57(SS 40.5mm)
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1,452,000円〜1,507,000円(ブレス・レザーにより差あり)
- ダーク サイド オブ ザ ムーン(セラミック 44.25mm)
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2,211,000円〜2,321,000円(カラー・ムーブメントにより差あり)
ゴールドケースのモデルになると500万円台〜という価格帯になるので、「スピードマスターを買おう」と決めたあとも、どのシリーズのどの仕様かで話がまったく変わってきます。
定価を確認する前に決めておきたいこと
価格を調べるとき、わたしがまず確認するのは「そのモデルが今の自分の生活にどう収まるか」です。定価だけ見ていると数字の比較で終わってしまいますが、実際には使うシーンや手首のサイズ感との相性も判断の一部になります。
たとえばムーンウォッチの42mmと ’57の40.5mmでは、定価は ’57のほうが高いですが、着け心地やデザインの方向は少し異なります。「ムーンウォッチじゃないと意味がない」という方と、「スタイルとして選びたい」という方では、優先する軸がそもそも違います。
価格改定のタイミングを追いかけすぎると、かえって判断が動かなくなることもある。「今の定価で自分に合うモデルを選べるか」を先に決めて、そこから相場と照らし合わせていくほうが、結果的に納得しやすい買い方になりやすいかなと思います。
定価を確認したら次の一歩へ
スピードマスターの現在の定価は、ムーンウォッチ プロフェッショナルのSSモデルで110万円〜128万円前後が目安です。2022年以降に複数回の価格改定が行われ、2025年8月の改定でさらに3%台の値上げが入っています。ゴールドモデルは2026年3月にも改定が入っているので、気になるモデルは都度確認しておくといいです。
中古との差は状態や付属品で変わりますが、信頼できる販売店で状態のよいものを選べれば、選択肢として十分に検討する価値があります。新品定価と中古相場の両方を一度並べて見ておくと、予算に対して何が現実的か、整理しやすくなります。
まず気になるモデルを1本だけ決めて、その定価と中古相場を比べてみるのがいちばん動きやすいと思います。モデルが絞れていると、どちらの選択肢も具体的に見えてきます。











