サブマリーナーの仕様を調べ始めると、ケース径は41mmとすぐ分かるのに、厚さだけ数字が一定ではありません。わたしも最初は、どれを信じればよいのか迷いました。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。複数の実測情報を見比べると、現行サブマリーナーの厚さは、おおむね12mm台と考えるのが現実的です。
ただ、腕に載せたときの存在感は、厚さだけでは決まりません。ケースの直径やラグの形、ブレスレットの幅まで含めると、数字から受ける印象も変わってきます。
現行型の厚さは約12mm台
現在の中心モデルは、日付表示のないRef.124060と、日付表示を備えたRef.126610系です。ロレックス公式では、どちらも直径41mmのオイスターケースと案内されています。
一方、ケースの厚さは公式の商品ページで細かく示されていません。時計媒体や販売店による実測では、約12.0mmから12.6mmほどの数字が確認できます。
測定する場所や器具、風防を含めるかによって、0.数mmの差が生じるようです。現行型は約12mm台と捉えると、購入前の判断で迷いにくくなります。
- ノンデイト
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Ref.124060は直径41mmで、厚さは実測で約12mm台です。
- デイト付き
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Ref.126610系も直径41mmで、厚さはおおむね約12mm台です。
- 防水性能
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現行モデルは水深300mまでの防水性能を備えています。
数字が一定ではない理由
腕時計の厚さは、メーカーが公表した設計値と、第三者が測った実測値で差が出ることがあります。同じ個体でも、測定位置によって数字が変わる場合があるんですよね。
たとえば、ケースの中央だけを測るのか、裏ぶたから風防の最上部まで測るのかで結果は異なります。デジタルノギスの当て方にも、わずかな差が生まれます。
そのため、12.0mmと12.3mmのどちらが正しいかを決めるより、約12mm台という範囲で受け止めるほうが実用的です。ここは細かな数字だけで候補を外したくないところです。
実際には厚く感じるのか
サブマリーナーは、薄さを売りにしたドレスウォッチではありません。逆回転防止ベゼルや高い防水性能を備えるダイバーズウォッチなので、腕に載せれば相応の存在感があります。
ただし、約12mm台という数字は、現代の本格ダイバーズとして極端に厚い部類ではありません。半袖では力強く見えますが、日常で扱えないほどの高さではないでしょう。
わたしがここで一度立ち止まったのは、ケースの高さよりもベゼルの印象でした。黒い回転ベゼルが正面から強く見えるため、実寸以上に大きく感じる人もいそうです。
トキオ厚さだけでは決めにくいんですよね
厚さよりラグの形も見たい
現行サブマリーナーは、旧型より公称のケース径が1mm大きくなりました。それでも、着けた印象が単純に大きくなったとは言い切れません。
理由の一つが、ケースから伸びるラグの形です。現行型は旧型の太く角張ったラグより細身になり、ブレスレットへ向かう線もなだらかになっています。
ブレスレットの取り付け幅は広がりましたが、ケースとの比率は自然です。横から見た高さと正面から見た幅の両方を確かめると、腕への収まりを想像しやすくなります。
旧型との違いを比べる
現行型の一世代前にあたるRef.114060とRef.116610LNは、公称40mmのケースを採用していました。現行型は41mmですが、実測上の直径差は小さいとする情報もあります。
旧型はラグが太く、ケースの四隅が張り出して見える形でした。そのため、直径は小さくても、正面から見ると現行型より角張った印象を受けることがあります。
厚さについても測定元によって差があるため、世代間の0.数mmだけで優劣は決められません。比較するなら、ケース側面と腕に載せた写真を同じ角度で見るのが分かりやすいでしょう。
| 比較項目 | 現行型 | 旧型 |
|---|---|---|
| 代表的な型番 | 124060、126610系 | 114060、116610系 |
| 公称ケース径 | 41mm | 40mm |
| 厚さの目安 | 実測情報では約12mm台 | 実測情報では約12mm台 |
| ラグの印象 | 細身でなだらか | 太く角張っている |
| ブレスレット幅 | ケース側が21mm | ケース側が20mm |
デイトの有無で変わる印象
ノンデイトとデイト付きは、ケースの基本的な寸法が近いため、横から見た厚さに大差があるモデルではありません。装着感を左右しやすいのは、むしろ文字盤側の印象です。
デイト付きには、3時位置の日付表示とサイクロップレンズがあります。このレンズが風防上に張り出すため、斜めから見るとノンデイトより高さを感じることがあります。
ノンデイトは風防まわりがすっきりしており、左右のバランスも均等です。薄く見せたい人には好まれやすいものの、日付の便利さとは引き換えになります。
シャツの袖口に収まる?
仕事用として考えている人は、シャツの袖口へ収まるかが気になるでしょう。約12mm台なら着用そのものは可能ですが、薄型時計のように袖の奥へ滑り込む感覚ではありません。
とくに、袖口が細いシャツでは、ベゼルやサイクロップレンズが布に触れることがあります。既製シャツでも、ブランドやサイズによって袖口の余裕はかなり違います。
普段着るシャツを着た状態で試すのが、もっとも判断しやすい方法です。試着用にゆったりした服を選ぶと、購入後の違和感を見落とすかもしれません。
試着で確かめる三つの手順
店頭では、正面から時計を見るだけで終わりがちです。厚さを知りたいときは、腕を下ろした状態と曲げた状態の両方を試したほうが、普段の使用感へ近づきます。
わたしなら、まずケース側面を鏡で確認します。そのあと袖口との接触やリューズの当たり方を試し、最後に少し離れた位置から腕全体を見ます。
- 横から見てケースが腕から浮いていないか確かめる
- 袖口のボタンを留めて時計を出し入れしてみる
- 腕を曲げてリューズが手の甲へ当たらないか試す
可能なら、正面、斜め、側面の写真も残しておきたいところです。店を出てから見返すと、その場の高揚感だけでは気づかなかった大きさも分かります。
細い手首ではどこを見るか
手首が細い人の場合、厚さより先にラグの端が腕からはみ出していないかを見てください。時計が腕の幅に収まっていれば、約12mm台でも安定して見えることがあります。
反対に、ケースが腕の上で左右へ動くと、実寸以上に厚く感じやすくなります。ブレスレットが緩すぎる状態では、本来の装着感を判断しにくいでしょう。
グライドロックは、工具を使わずブレスレットの長さを細かく変更できる仕組みです。試着時にも手首へ合わせてもらい、ケースが安定する位置を探してみてください。
重さと厚さは別に考える
腕に載せたときの負担を、すべて厚さのせいだと感じることがあります。しかし実際には、ケースやブレスレットの重さ、装着位置も関係しています。
時計が緩く、手首の上を動き続けると、ケースが薄くても疲れやすくなります。反対に、適度な位置で留まれば、ある程度の重さがあっても安定して使えます。
厚さだけを比較しても、着用中の快適さまでは分かりません。わたしなら重さの数字より、五分ほど着けて手首を動かしたときの感覚を先に見ます。
他のロレックスと比べるなら
約12mm台が厚いのか判断しにくい場合は、ほかのロレックスと並べてみると立ち位置が分かります。比較相手として分かりやすいのがシードゥエラーです。
シードゥエラーは43mmケースと、より高い防水性能を備えたダイバーズウォッチです。サブマリーナーよりケースの高さや重量が増し、腕での主張も強くなります。
一方、エクスプローラーやデイトジャストは、ベゼルの構造や用途が異なります。同じロレックスでも、サブマリーナーは薄さより堅牢さを感じさせる立場の時計です。
中古品は研磨状態にも注目
中古のサブマリーナーを見る場合は、型番だけでなく外装の状態も確認したいところです。過去の研磨によって、ラグやケース側面の形が変化している個体があります。
研磨されたから厚さが大きく変わるわけではありません。ただ、角が丸くなっていたり、左右のラグに差があったりすると、腕に載せた印象は変わります。
オンラインで購入するなら、正面写真だけでなく側面と裏側の写真も確認してください。ケースの線が分かりにくいときは、販売店へ追加写真を頼む方法もあります。
厚さだけで選ばないために
現行サブマリーナーの厚さは、複数の実測情報を見ると、おおむね約12mm台です。数字の差は測定方法による部分があるため、0.数mmを追いすぎる必要はないでしょう。
腕で大きく感じるかは、41mmのケース径、ラグの長さ、ブレスレットの幅、サイクロップレンズの有無にも左右されます。厚さは判断材料の一つという位置づけです。
今週末に試着できるなら、普段のシャツを着て横から一枚撮ってみてください。袖口への収まりと腕からの浮き方を見れば、自分に合うかをかなり想像しやすくなりますよ。











