ロイヤルオークの定価を調べ始めると、「思っていたより高い」と感じる人と、「中古の値段と比べると、むしろ安く見える」と感じる人に分かれるかなと思います。
こんにちは。『クロノヴィア』のトキオです。今回は、ロイヤルオークの現行定価をモデル別に確認しながら、価格改定の流れと中古相場との関係まで、できるだけ実用的に整理してみました。
定価だけ見ても判断しにくい部分があるので、「どのモデルがいくらなのか」「なぜここまで上がったのか」を順番に見ていきます。
現行モデルの定価、まず数字を確認する
2026年1月時点の調査では、ロイヤルオーク オートマティック 41mm(15510ST系・ステンレス)の定価は税込440万円という水準になっています。同じモデルが2022年時点では約292万円だったことと比べると、数年でかなり動いた印象ですね。
ジャンボ(39mm・16202ST)はさらに上で、SS モデルで税込555万5,000円。クロノグラフの41mm SS(26240ST系)は税込610万5,000円前後になっています。ゴールドやホワイトゴールドのモデルになると1,000万円を超えるものも多く、素材ひとつで倍以上変わるのがロイヤルオークの価格帯です。
37mm SS(15550ST系)は税込418万円と、41mmよりわずかに安い設定。「少し小ぶりなほうがいい」という方が選ぶラインですが、定価の差はそこまで大きくないのが正直なところです。
定価改定の流れを振り返ると
ロイヤルオークの定価改定は、ここ数年で複数回行われています。前身モデルの15500STで見ると、2022年8月時点では約291万5,000円だったものが、9月に319万円、2023年1月に330万円、同3月に346万5,000円と段階的に引き上げられました(15500STはその後生産終了)。
現行の15510STに切り替わってからも同じ流れが続いていて、2024年8月にも価格改定が実施されたことが確認されています。原材料費の高騰や為替の変動、そして二次流通市場との価格差を縮める意図もあると言われています。
定価が上がるたびに「またか」と思う気持ちも分かるんですが、わたしが気になったのはそのペースです。数年で1.5倍近くになっているわけで、「中古が高い」と言われていた理由の一部は、定価自体が大きく動いていたことにもありそうで。
定価と中古相場、その差をどう見るか
定価440万円の15510STが、中古市場では700万〜800万円台で取引されているというのが、2024年末時点の実勢感です。状態が良い未使用品になると800万円超えという話もあります。
トキオ定価より高い中古って、どういうこと?って最初は思いますよね
これは単純に、正規店で定価購入できる人がほとんどいないことの裏返しです。正規店での購入は予約待ちが長期化していて、今日申し込んでも手に入るまでの見通しが立ちにくい状態が続いています。買えないなら中古市場で買うしかない、という需要が価格を押し上げているわけです。
販売価格と買取価格は別物で、買取相場は実売価格よりさらに低くなることが多いです。「700万円で買える≠700万円で売れる」という点は、混同しないようにしておきたいところです。
モデルによって定価の幅がある
ロイヤルオークは、ひとつのシリーズの中でもモデルによって定価が大きく異なります。整理すると、おおまかな現行価格帯はこうなります。
- オートマティック 41mm SS(15510ST):税込約440万円
- オートマティック 37mm SS(15550ST):税込約418万円
- ジャンボ エクストラシン 39mm SS(16202ST):税込約555万5,000円
- クロノグラフ 41mm SS(26240ST):税込約610万5,000円
- ゴールド・WG系モデル:1,000万円前後〜(素材・仕様による)
カラーバリエーションは豊富で、ナイトブルー・ブラック・シルバー・カーキグリーンなど、同じ型番でも文字盤で選べます。定価はカラーによる差はなく、素材とサイズで決まるのがロイヤルオークの基本的な価格構造です。
レディースモデルの定価はどうか
33mm クォーツ(67650ST・SS・ブラックダイヤル)は税込275万円で、ロイヤルオークとしては比較的入りやすい価格帯に位置します。ただ、34mmオートマティックのSS(77450ST)は税込401万5,000円と、男性向けとそれほど変わらない水準です。
ダイヤモンドセットやゴールドケースのモデルになると800万〜1,000万円台に跳ね上がるので、レディースだからといって全体的に安いわけではありません。「小さいサイズを選べば安くなる」は、ロイヤルオークに関してはあまり当てはまらないかなという印象です。
定価を知ったあとに考えること
ロイヤルオークの定価は、SS モデルで400万〜600万円台、ゴールド系では1,000万円超というのが現在の水準です。そして中古相場はその定価をさらに上回る水準で動いているのが、今の市場感です。
ただ、定価が上がり続けているからといって、中古相場が必ずついてくるとは限りません。市場全体の動向や景気、ブランドの供給方針によって変わりえます。資産として見るにしても、生活に合うかどうかを先に考えるのが、個人的には後悔しにくい順番だと思っています。
まず正規店に足を運んで、実物のサイズ感を試してみるところから始めるのが、わたしならやることの第一歩です。定価の数字だけで判断せず、手首に乗せた感覚も大事な材料になります。











