デイトナを見ていると、ときどき普通のシルバー文字盤とは明らかに違う、不思議な模様の一本に出会います。そこで手が止まる人、かなり多いんじゃないでしょうか。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。わたしも最初は「珍しい色の文字盤かな」と思ったのですが、調べると素材そのものがかなり特別でした。
しかもデイトナのメテオライトは、2021年のモデルと現在のモデルで型番や組み合わせが違います。ここを混ぜずに見ていくと、かなり分かりやすくなります。
メテオライトは本物の隕石文字盤
メテオライトは、名前のイメージだけを借りた仕上げではありません。ロレックスは、宇宙から地球へ飛来した金属質の隕石をダイアルに用いています。
主に鉄やニッケルを含む素材が非常にゆっくり冷えることで、内部には独特の結晶模様が生まれます。いわゆるウィドマンシュテッテン構造です。
ここでわたしは一度止まりました。単なる高級な装飾ではなく、素材ができた過程そのものまで文字盤に残っている。それなら一枚ずつ表情が違うのも納得です。
- 素材
-
宇宙から地球へ飛来した金属質のメテオライトです。
- 模様
-
長い時間をかけた冷却による結晶構造が現れます。
- 個体差
-
天然素材なので模様の入り方は一本ごとに異なります。
デイトナには2021年にも登場
最近知った人には新作の印象があるかもしれませんが、メテオライト仕様のデイトナは以前から存在します。特に注目されたのが2021年のモデルでした。
この年は、ホワイトゴールドの116519LN、イエローゴールドの116508、エバーローズゴールドの116505にメテオライト文字盤が加わりました。
なかでも116519LNは、ブラックのセラクロムベゼルとオイスターフレックスを組み合わせた一本。淡い文字盤と黒い外周のコントラストがかなり印象的です。
| 型番 | 2021年モデルの仕様 |
|---|---|
| 116519LN | ホワイトゴールド+オイスターフレックス |
| 116508 | イエローゴールド+ゴールドブレスレット |
| 116505 | エバーローズゴールド+ゴールドブレスレット |
2025年にメテオライトが復活
デイトナは2023年に世代交代し、12系のリファレンスへ移行しました。その際、メテオライト文字盤はいったん通常ラインから姿を消します。
そして2025年、メテオライト&ブラックのダイアルが再び登場しました。旧世代を探していた人にとっては、かなり気になる復活だったと思います。
現在は12系デイトナでもメテオライトを選べます。中古の116519LNだけを探す必要があるわけではありません。
トキオ旧型と現行は分けて見たいですね
現行モデルは3つのゴールド
2026年8月時点のロレックス公式サイトでは、メテオライト&ブラックを組み合わせたオイスターフレックス仕様を確認できます。
ケース素材はイエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールド。文字盤は共通でも、ケースの色によって腕に載せた印象はかなり変わります。
わたしなら文字盤だけを見て決めず、ケースとの組み合わせから先に比べます。メテオライトの淡い色をどんな雰囲気で使いたいか、ここが選択の分かれ目です。
| 型番 | ケースと国内価格 |
|---|---|
| 126518LN | 18ctイエローゴールド/7,015,800円 |
| 126519LN | 18ctホワイトゴールド/7,342,500円 |
| 126515LN | 18ctエバーローズゴールド/7,342,500円 |
価格は2026年8月に公式サイトで確認した税込表示です。価格改定が行われることもあるため、購入時はその時点の公式表示も見てください。
3モデルはどう選ぶ?
同じメテオライトでも、イエロー、ホワイト、エバーローズではかなり性格が違います。珍しさだけで選ぶより、普段の服や時計の好みまで考えたいところです。
ホワイトゴールドは全体をモノトーン寄りに見せやすく、イエローゴールドは金色との対比がはっきりします。エバーローズは暖色が加わり、また違った華やかさがあります。
「せっかくなら目立つ一本がいい」という気持ちも分かります。ただ、ここは勢いで決めたくないんですよね。高額な時計ほど、何度も着ける姿を想像して選びたいところ。
- 金色との強い対比を楽しみたいならイエローゴールド
- メテオライトを主役に見せたいならホワイトゴールド
- 暖かみのある華やかさが好みならエバーローズゴールド
中古の116519LNはかなり高額
旧型を狙う場合は、現行モデルとは別に相場を見る必要があります。価格.comでは2026年8月31日時点で、116519LNメテオライトの中古最安価格が1,541万1,000円でした。
もちろん、これは掲載商品の販売価格です。箱や保証書の有無、状態、年式、店舗によって価格は変わりますし、買取価格とはまったく別の数字になります。
現行の国内定価と比べても大きな差があります。だからこそ旧型が欲しい理由を一度考えてから価格を見る。わたしなら、この順番にします。
メテオライトは個体差も見たい
この文字盤のおもしろさは、単に「隕石を使っている」ことだけではありません。天然素材なので、結晶模様の走り方や密度に個体差があります。
同じ型番だから文字盤まで完全に同じ、という時計ではないわけです。写真で気に入った模様が、別の個体にもそのまま入っているとは考えないほうがいいでしょう。
中古品なら実物写真をじっくり見たいですし、店頭で確認できるなら角度も変えてみたいところ。光を受けたときの表情まで含めて、この時計の楽しさだったりします。
旧型と現行を分けると選びやすい
デイトナのメテオライトは、本物の金属質隕石を使った特別な文字盤です。2021年の11系と、2025年に復活した12系では、選べる仕様も異なります。
とくに旧型116519LNは中古販売価格が現行定価を大幅に上回る例もあります。珍しさだけではなく、旧型でなければならない理由まで考えておきたいところです。
まずは126518LN、126519LN、126515LNの3本を並べて見てみてください。そのうえで旧型116519LNも気になるなら比べる。この順番なら、自分が惹かれている部分がかなり分かってきますよ。












