ロイヤルオークの中古を調べはじめると、まず価格の幅の広さに少し戸惑いませんか?同じモデルのはずなのに、100万円以上の差がついていることも珍しくなくて、どこを基準に見ればいいのか分からなくなる。わたしも最初はそうでした。
こんにちは、『クロノヴィア』のトキオです。今回は「ロイヤルオーク 中古相場」をテーマに、2026年時点の実勢価格と、ここ数年でどう動いてきたかを整理してみました。
「ピーク時より下がったと聞くけど、今はどの水準なの?」という方に向けて、モデル別の目安と見方のポイントをまとめています。
まず、相場の現在地から確認する
ロイヤルオークの中古相場は、2021〜2022年ごろにかけて大きく跳ね上がりました。人気の主力モデルであるステンレス3針は、ピーク時に600万円〜700万円前後で取引される局面もあったほどです。
その後、市場全体の調整が入り、現在は落ち着いた水準に戻っています。直近の中古相場は450万円〜550万円前後が一つの目安になっています。ピーク時よりは下がったものの、一時期の定価水準と比べると依然として高い位置にあるのが実態です。
「下がった」と聞くと割安感を期待しがちですが、それが2018〜2019年当時の価格感とは別物だということは、最初に頭に入れておく必要があります。
モデルごとの中古相場の目安
ひとくちにロイヤルオークと言っても、型番や世代によって相場はかなり違います。ここでは、中古市場で特に流通量が多い3モデルを中心に見てみます。
- Ref. 15400ST(旧型・生産終了)
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2019年に生産終了。中古相場は300万円台後半〜500万円前後が目安。状態差が出やすい。
- Ref. 15500ST(現行・主力)
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2019年登場。未使用で700万円前後、中古で600万円台後半が目安の個体も多い。
- Ref. 15510ST(50周年記念)
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2022年登場の限定的な記念モデル。希少性があり、プレミアがつく個体も見られる。
中古相場は状態・付属品・販売店によって幅が出ます。同じ型番でも、ボックス・保証書が揃っているかどうかで数十万円の差が出ることは珍しくありません。
定価の推移も一緒に確認しておく
中古相場だけを単独で見ていると、「今が高いのか安いのか」の判断軸がぶれます。定価との比較を持っておくことが大事だと、わたしはここで一度立ち止まります。
| 年 | Ref. 15510ST 定価(税込) |
|---|---|
| 2022年 | 3,190,000円 |
| 2023年 | 3,465,000円 |
| 2024年 | 4,125,000円 |
| 2026年 | 4,400,000円 |
わずか4年ほどで100万円以上値上がりしています。中古相場が「高い」と感じる背景には、定価そのものが引き上げられてきた事実があります。中古価格だけを見て割高と判断するのは、少し情報が足りないかもしれません。
逆に言えば、今の定価が440万円前後であれば、状態の良い中古が同水準で出ていても、「新品を正規店で待つより早く手に入る」という判断も成立します。
相場が下がった理由と今後の見方
ピーク後に相場が落ち着いた主な背景は、投機的な需要の沈静化です。コロナ禍を経た資産運用や転売目的の購入が一巡し、市場全体の熱が冷めた形です。
トキオピーク時の興奮と、今の相場は別で考えたほうがいい
ただ、ロイヤルオークは生産数が厳しく管理されており、供給が急激に増える構造ではありません。デザインの唯一性も高く、代替の効くモデルがほぼ存在しないため、急落しにくい基盤は維持されています。直近5年の市場データでも、オーデマピゲ全体の価格は緩やかな上昇傾向を続けているという記録があります。
「今後さらに下がるのを待つ」という考え方も一つですが、定価が毎年上がっている状況では待てば待つほど基準線が切り上がるという点も、頭の片隅に置いておく必要があります。
中古で買うときに確認したいこと
わたしが中古時計を見るとき、まず付属品の有無と状態ランクを先に確認します。価格が安く見えても、保証書なし・箱なしの個体は後でリセールに影響するので、そこは勢いで飛びつきたくないんですよね。
- ボックス・保証書が揃っているか確認する
- 状態ランク(S・A・Bなど)と写真を照合する
- 文字盤・ケース・ブレスレットの傷を事前に把握する
- 販売店の買取・返品ポリシーを確認しておく
特にロイヤルオークのブレスレットは使用感が出やすい部分なので、コマの状態や伸びの有無は写真だけでは見えにくいこともあります。実物確認ができる店舗での購入が不安なら、鑑定・返品保証のある販売店を選ぶのが現実的です。
中古相場を知ってから次を決める
ロイヤルオークの中古相場は、ピーク時から落ち着いた今も、定価との比較で見ると決して安くはない水準です。それでも、正規店での購入待ちが数年単位になる現状を考えると、条件の良い中古は「選択肢の一つ」として現実的に機能します。
型番や年式、付属品の有無で価格差が大きく出るため、相場の幅を知ってから個体を見るのが失敗しにくい順番です。同じモデルで複数の価格帯を並べて比較すると、自分が見ている個体が高いのか安いのかの感覚が自然とつかめてきます。
まずは気になるモデルの型番を決めて、複数の販売店で相場を比べてみてください。「Ref.何番か」が絞れると、比較がぐっと楽になります。












